実践女子学園の先輩後輩、うつみ宮土理&東てる美が異色作で舞台共演中 コロナ禍の憂うつ忘れるひととき

スポーツ報知
舞台「豆子セブンティーン」に出演中のうつみ宮土理(右)と東てる美

 現在、東京・中目黒のキンケロ・シアターでは「豆子セブンティーン」(横山一真脚本・演出、25日まで)が上演されている。タレント・うつみ宮土理と女優・東てる美が異色作で共演し、いい味を出している。

 2人はともに実践女子学園出身。中学、高校の先輩と後輩になる。うつみが同校の中・高・大と首席を通した優等生だったのは有名な話。今回、2人はSFテイストもあるラブコメで、かなりぶっ飛んだ役を演じている。ともに17歳の設定でセーラー服姿で登場してびっくりさせる。しかし、しばらく見ているとその姿が目になじんでくるから不思議だ。

 うつみは豆子という内気だが歌うのが大好きな女子高生。舞台ではうつみの歌声で昭和の名曲を楽しむことができる。意外な曲もあるが、どんな歌が聴けるかは驚きも含め、見て確かめてください。一方の東は、豆子とは対照的に見るからにイケイケの不良学生のイメージ。この凸凹コンビは仲良し。ところが同じ男子学生(正木慎也)を好きになってしまう。新たな転校生(門戸竜二)まで登場し、思わぬ展開を見せていく。

 キンケロ・シアターは2015年に逝ったうつみの夫、愛川欽也さん(享年80)がつくった劇場。夫を失い、一時はこの劇場を手放すことも、うつみの頭をよぎった。しかし、「私のために建てて残してくれたのかもしれない」と思い直し、定期的に公演を行い、舞台に立つのが生きがいのひとつだ。

 客席のコロナ対策も各席ごとに仕切りをつくる入念さ。全席にパーテーションがあるイメージといえば分かりやすいか。ここまで徹底した劇場はそうない。いま、またしてもコロナ禍の罹患(りかん)者は増加中。高齢の方々は再び外出がおっくうになるかもしれない。それでも大いに笑い、ホロリとさせられる2時間に「何だか若返った気分ね」と談笑しながら劇場を跡にする高齢の女性客の声も聞こえた。時空を超えたストーリーに引き込まれ、演じるうつみと東の芝居に力をもらった様子だった。(記者コラム)

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