メッシ主役一転脇役…先制PK虚し 最多タイ5大会目、最後のW杯も優勝できないのか

スポーツ報知
敗戦に肩を落とすメッシ(ロイター)

◆カタールW杯 ▽1次リーグC組 アルゼンチン1―2サウジアラビア(22日、ルサイル競技場)

 C組でFIFAランク51位のサウジアラビアが、同3位のアルゼンチンを2―1で下し、大金星を飾った。0―1の後半3分からFWシェヘリ(29)、S・ドサリ(31)の連続ゴールで5分間で逆転し、シュートわずか3本で優勝候補の一角に勝利。出場6回目で初めてW杯初戦をものにし、今大会アジア勢初白星をつかんだ。アルゼンチンはFWメッシ(35)の先制ゴールも実らず、国際Aマッチの不敗記録は「36」で止まった。

 メッシの一発は空砲に終わった。割れんばかりの大歓声の中、開始2分に左足で両チーム最初のシュート。同10分にPKで相手GKの動きを冷静に見極め、左へ沈めた。W杯3大会連続、自身通算7点目に跳び上がってガッツポーズしたが、悪夢の5分間が待っていた。

 前半にメッシらが3度ネットを揺らしたが、全てオフサイドの判定。自軍サポーターのため息が充満する嫌な流れで迎えた後半3分にカウンター、同8分には強烈なミドルで連続失点した。相手サポーターの大声援がこだまする中、メッシは後半35分のFKも同39分のヘッドも決められず。W杯初戦黒星は90年イタリア大会・カメルーン戦(0●1)以来、8大会ぶり。対アジア勢の黒星は出場18回目で初めでの悪夢となった。

 メッシは18歳だった06年ドイツからW杯に出場し、史上最多に並ぶ5大会目。「間違いなく最後のW杯になる」と特別な思いで臨んだ。通算20試合目の出場で、英雄マラドーナ氏(20年死去)が持つ母国のW杯最多記録(21戦)に王手をかけたが、初戦でつまずいた。

 チームは19年7月の南米選手権・ブラジル戦(0●2)の敗退を最後に続いていた国際Aマッチ不敗が「36」で止まった。3度目の優勝に黄信号がともったが、スカロニ監督は「悲しい日で終わらせず、この敗北から立ち直り次の試合へ準備をしなければならない」と反撃を誓った。

 ◆メッシとW杯 初出場は18歳で迎えた2006年ドイツ大会。1次リーグのセルビア・モンテネグロ戦で初ゴールと初アシストを記録。同国の最年少得点記録(18歳358日)を更新する華々しいデビューを飾った。10年南アフリカ大会では無得点に終わったが、14年ブラジル大会では4ゴールを叩き出し、チームの準Vに大きく貢献。4大会連続出場となった18年ロシア大会は、1次リーグ最下位で迎えた最終戦・ナイジェリア戦で通算6ゴール目をマーク。逆転突破へ導いたが16強で敗退した。

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