【大学野球】国学院大・田中千晴、巨人ドラフト3位の実力証明 6回1死まで無安打投球

スポーツ報知
国学院大の先発は巨人ドラフト3位指名の田中千晴(カメラ・泉 貫太)

◆明治神宮野球大会 ▽大学準決勝 大商大2―6国学院大(22日、神宮)

 大学の部は準決勝で国学院大(東都大学連盟)が6―2で大商大(関西5連盟第1)を下し、初の決勝進出を決めた。巨人からドラフト3位指名を受けた最速153キロ右腕・田中千晴投手(4年=浪速)が先発し、6回1死まで無安打と好投。5回2/3を投げて2安打5奪三振2失点(自責0)で実力の片りんを見せた。

 田中千が右腕を振るごとに神宮が熱気を帯びた。10月20日のドラフト会議で巨人に3位指名されてから初登板となったが、大商大を相手に最速147キロの直球と自慢のフォークを武器に6回1死まで無安打投球。味方の失策などで2死満塁のピンチを招くと2点適時打を浴びて5回2/3を2失点(自責0)で降板も「最後に打たれたのは自分の甘いところ。次の世界に行って修正できるようにしたい」と課題を挙げた。

 「丁寧にコースに投げ分けて、バッターに対して打ちづらいところに投げた」と制球力で勝負し、アウトを重ねた。ノーヒットノーランは意識していなかったというが、5三振も奪ってドラフト3位の実力をアピールした。

 ドラフト指名後初登板とあって、田中千は「プレッシャーを感じるかも…」と不安を抱いていた。そんな姿を見た脇谷担当スカウトから、初戦が行われた19日夜に電話があった。「勝っても負けてもドラフトの順位は変わらないから」と背中を押されて「気持ちをやわらかくしてもらった」。感謝の気持ちを胸に、自身の活躍とチームの勝利で恩返しを果たした。

 鳥山泰孝監督(47)には「絶好調ではないが、落ち着いて気持ちをしっかり入れて投げてくれた。非常によかったなと思います」とねぎらわれた。23日の明大との決勝戦で4年間の大学野球生活が幕を閉じる。昨年は4強止まりで、目指すは悲願の初優勝。「投手も野手もいい選手しかいないので、絶対日本一を取れると思っている。チーム全員で勝ちたい」。大きな勲章を手にして、プロの世界に飛び込む。(内藤 菜月)

 ◆田中 千晴(たなか・ちはる)2000年9月21日、大阪・堺市生まれ。22歳。新檜尾台小5年時から野球を始め、浪速では甲子園出場なし。指定校推薦で進学した国学院大では2年秋からベンチ入りし、4年秋に初勝利。50メートル走6秒28。遠投97.2メートル。球種は直球、スローカーブ、パワーカーブ、フォーク。189センチ、85キロ。右投右打。

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