◆鳴門SG第25回チャレンジカップ・第9回レディースチャレンジカップ
年末のグランプリ、クイーンズクライマックスに向けて最後の勝負駆けとなる鳴門SG「第25回チャレンジカップ」・「第9回レディースチャレンジカップ」は22日に開幕した。
走り慣れたホームプールで地元“3割マシ”の旋回を魅せたのが田村隆信(44)だ。初日4Rは2コースからのジカまくり。インの関を沈めて好発進を決めた。「うれしいですね。いいスタートが切れた。関選手が遅れている気がしたが、1Mはまくりにいくか判断に迷った。それでまくれたし、行き足はいいのかな。でも、1走目としては及第点。もっと鳴門だったらいい時があるので」と表情を引き締めた。
その理由は、20年7月当地開催だったオーシャンカップ。気合を前面に押し出した走りを見せて予選トップ通過も見えていた3日目の4走目で痛恨のフライングに散った。だからこそ「気持ちが入り過ぎないように」と平常心を保つことが課題だ。近況は、10月とこなめダービーの優出に続き、直前は児島で優勝とリズムは上々。2日目2走(2、10R)も更なる得点アップを目指し、地元エースの闘志あふれる走りから目が離せない。