羽生善治九段が藤井聡太王将への挑戦権獲得 豊島将之九段を破る

スポーツ報知
藤井聡太王将への挑戦権を獲得した羽生善治九段(日本将棋連盟提供)

 将棋の羽生善治九段が東京都渋谷区の将棋会館で22日に行われた第72期王将戦挑戦者決定リーグ戦最終局で豊島将之九段を破り、リーグ6戦全勝で藤井聡太王将への挑戦権を獲得した。両者がタイトル戦で盤を挟むのは初めてのこととなる。

 タイトル獲得通算100期に王手を懸けているレジェンドが、タイトル戦に臨むのは2020年の竜王戦以来2年ぶり。王将戦七番勝負に挑むのは7期ぶりとなる。

 羽生は18年12月に竜王戦七番勝負で広瀬章人八段にタイトルを奪われ、27年ぶりに「無冠」に。その後は、待遇などで優遇される「前竜王」を名乗る権利もあったが、本人の希望で段位の「九段」で呼ばれるようになった。

 22年2月には、1993年度から29期連続(名人在位9期含む)で在籍したA級から初めて降級し、不調に見舞われていた。

 だが、今年6月の第81期順位戦B級1組1回戦で勝利し、1500勝を達成。棋王戦挑戦者決定トーナメントでは決勝まで進み、17日に佐藤天彦九段に敗れたものの、敗者復活戦で勝利すれば、まだ、挑戦権獲得の可能性を残している。そして、王将挑戦権獲得。

 18日に行われた特別栄誉敢闘賞受賞の会見で羽生は、復調の兆しについて「結果については自分自身でもよくわかってないところがあります。今は本当に厳しい中でやっている。対局している実感としては目の前の一局一局を一生懸命やっていくしかないというところ。幸いにも今年度はいい形が続いているので、それをきちんとした実力として継続できるように頑張って行きたいと思っています」と話していた。

 藤井と羽生の対戦成績は藤井の6勝1敗。100期獲得へ、レジェンドが番勝負に戻ってくる。(瀬戸 花音)

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