広島の野村祐輔投手が22日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1700万円減の年俸5500万円でサインした。今季は2年ぶり白星を手にしたが、先発9試合で2勝3敗、防御率5・23だった。減額制限25%に迫る約24%減という提示に「来季も契約させていただきました」と受け止めた。
球団との話し合いの中で「まだまだやれるという言葉は言っていただけた」という。デビューから202試合連続の先発登板はプロ野球記録を更新中。今季途中に登板こそなかったが、ブルペン待機したこともあった。「やっぱり先発はやりたい。ローテーションを守っていけるように、しっかりやっていきたいです」と、こだわりをのぞかせた。
来季は11年目、34歳シーズンとなる。再起に向けて、オフは「投げて(フォームを)しっかり体に染み込ませることが一番のテーマになってくる。走り込みだったり、体力トレーニングはもちろん、メインは投げること」と取り組みを明かした。来季は新井監督が指揮を執る。「新井さんは現役中も一緒に野球をやらせていただいている。また一緒にやらせていただくというのはすごくうれしいことですし、何とか勝利に貢献したい」と力を込めた。