友野一希、GP2戦連続表彰台ならずも新たな収穫「自信持っていい」ファンの声が力に NHK杯男子一問一答

スポーツ報知
男子フリー  演技を終えて笑顔で手を振る友野一希(カメラ・竜田 卓)

 ▽グランプリ(GP)シリーズ第5戦NHK杯 男子フリー(11月19日・札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 ショートプログラム(SP)4位の友野一希(上野芝ク)はフリー3位の166・76点、合計251・83点で4位。3位だったGP第3戦フランス大会に続く表彰台はならなかった。「こうもり序曲」は冒頭の4回転―3回転の連続トウループを成功したが、その後の4回転サルコーは2回転になり、単発の4回転トウループは転倒となった。友野の演技後の一問一答は以下の通り。

 ―今日の演技を振り返って

 「昨日の夜から切り替えて、色々考えて。自分って今まで弱さばっかり、自分の弱さにすごい向き合ってきたなって思っていた。もう、その弱さも少しずつ克服されてきて、じゃあ次は何かって言ったときに、足りないのは自信だなと思って。今日は、今日からは自分の強さと向き合って試合をしようというふうに気持ちを切り替えて、すごくいい気持ちでできましたし。でもやっぱりまだまだ、うん、やっぱり詰め切れていない。4回転の2本目、3本目っていう部分がすごい失敗に出たなと思いますし、でもそれ以外の部分は自分の強さっていうのは出せたと思いますし。まあしっかり、やってきたことは出せた結果かなとは思います」 

 ―自分の強さとは具体的に?

 「いや、もうシンプルに。本当に点数の話になりますけど、昨シーズン、(SPで)100点超えることもできたし、何を弱気になっているんだろうって、すごいやっぱり思って。なんか、こう、実は『自信持っていいんじゃないか』っていうふうに少し思って。やっぱり、もったいないなっていうふうに思いましたし、やっぱり、なんか、いっつも、自分はこう影の感じが・・・どうしても代打を何回もやったりとか、なんかこう、自分が前に出し切れていない部分が多かったんですけど。それを今日から切り替えて頑張ろうと思えたので。これを第一歩に、これからは自分に自信をもって、自分のこの存在、スケートに自信をもって、自分の強さと向き合ってやっていけたらなと思います」

 

 ―今後への収穫もあった大会だが総括は?

 「いやあ、もうこればっかりは、いいところは出せたし。なんか今日本当にいいところと悪いところが出た試合だなって思いました。本当に4回転だなって思いますし、それの確率をどんどん上げて行くしかないと思うので。あとは練習あるのみ。練習しながらしっかり自分に自信を持って練習すること、それが大事だと思います」

 

 ―全日本へ?

 「自分はトップで戦えるんだっていう自覚をもって。本当にそういう気持ちでやらないと多分、もうこれ以上ないんだろうなって思いましたし。なんか、弱い自分は十分受け入れることはできているので、あとは強い自分を受け入れて、それを試合で出せるようにしたいなと思いますし、そういう前向きな気持ちで全日本に自信をもって臨めるような練習をしていきたいと思います」

 

 ―まだまだ成長できると。GP2戦で成長を実感は?

 「なんか失敗しても結構点数が残るようになったなと。なんか全体的にミスの仕方が悪くなくなってきているので。なんか全体的に演技のクオリティーが上がってきたなっていうのと。でも、そうですね、質もよくなったと思いますし、なんか少しずつ、自信もちょっとずつ増えてきて。そういった部分が点数に出ていると思いますし、あとは自分の持っているポテンシャルをどれだけ自分が引き出せるかがカギになってくるかなと思います」 

 ―昨晩切り替えたきっかけは?

 「なんだろう・・・うーん・・・。いや、めちゃめちゃ単純なんですけど。本当自分で単純だなって思ったんですけど、なんかツイッター見ていて、すごい本当にいろんなファンの人が、なんか、応援してくれている人が、客観的に自分のことを見てくれていて、すごい、いや、これだけの実力があって、もったいないというか、もっと多分、自分にどうしても、なんだろう・・・後ろにこう、常に追っている自分ばかり見ているんじゃないかって言っている人達がすごいいて。なんかめっちゃ、すごいなって思って(笑い)。めっちゃ見てるなって思ったし、本当にその通りだと思って、なんかすごい吹っ切れた自分がいて。なんか・・・うん、もっと自分の可能性をもっと広げて、その自分を本気で信じてやってみてもいいんじゃないかって。心の底から。今までも何回も言っていますけど、心の底からこう、自分に自信をもっていい、そろそろ持っていいんじゃないかって思ったし、なんかこれからそういう演技ができたらいいと思うし、なんかそうすることで自然と色々、うん、身につくんじゃないかなって思いました」

 

 ―朝の練習も、サルコーは良かったが?

 「そうなんですよ。あれは・・・そうだなあ。今回サルコー本当に外してなかったんで。なんかそれが悔しいなっていうのと。トウループが悪かった分、最初のトウループに集中力を持って行かれてっていうのもあったし。やっぱりそれは普段の練習からの確率を考えても、1本目きれいに決まった後のサルコーは、結構失敗するケースが多かったですし、そこは冷静に、普段の多い方の練習が出たかなと。もちろんいい練習もたくさんしてきたんですけど、やっぱり平均した演技の自分が出たかなと思います」

 ―今季は壁を破りたいと。破りつつある?

 「そうですね。いや、本当に。毎年、正直成長できているなってすごい実感していますし。うん。全然、すごく成長しているって思いますし、今季グランプリ入ってからあまりアップダウンもなく。まあ、満足・・・悔しい結果ではあるけど、成長を望める結果を残せているので、このまま全日本まで突っ走っていけたらと思います」

 

 ―ツイッターで響いた言葉は?

 「いろいろ見ていて、そんなに覚えてはいないです」

 ―普段から見る?

 「なんか勝手に流れてくる。なんか最近は結構、あんまり検索するの控えているんですけど。なんかやっぱり色々、嫌なことも言われたりするし。でもなんか、その、なんて言ったらいいんだろう、キーワードで最近ツイッター出てきたりするじゃないですか。それですごい別に普段応援して、なんか、その、自分のファンじゃない人とかでもなんかすごい『良くなった』とか、いろいろ本当にポジティブな意見が多くて。今まで本気でそういうことを言ってくださっている人があまり、そういえばこんなに増えたのすごいなって思って。それだけ、いや、もったいないんじゃないかって思って。まあやっぱりちょっとは自信なさけないですけど。でもなんか、そういう応援してくださっている人たちの意見を見て、なんか、自分も自信持っていいって、他人から言われて初めて気付けることもあるし。自分を下げるのはやめようと思いました」

 

 ―以前からメンタル強化の本とか読んでいたが、どういう取り組みを?

 「いやもう本当にただただ、練習で自信を作るしかないと思っているので。それは経験とか本当に色々あると思いますし。今は呼吸に気をつけたりとか。でも、試合のときは気にしているようじゃだめなので。それが普段から身につけられるように練習でいかに試合と同じ状態で、試合を想定して練習ができるか」

 ―練習のように試合に取り組むのと、試合のように練習に取り組むのはどちらも難しいが?どちらがより難しい?

 「いや、意外とやっぱり普段の練習を毎日しっかり試合のようにやることはすごい難しいことだと思うので。やっぱりその積み重ねをもっともっと多くしていくことだと思います」

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