坂本花織、フリーで逆転Vならず「頭の中で悪魔と天使が戦って」葛藤 ファイナルまでに「悪魔をやっつけたい」NHK杯女子一問一答

スポーツ報知
女子フリー  演技を終えて、中野園子コーチに悔しさを表情にだす坂本花織(カメラ・竜田 卓)

 ▽グランプリ(GP)シリーズ第5戦NHK杯 女子フリー(11月19日・札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 昨季世界選手権覇者でショートプログラム(SP)2位の坂本花織(シスメックス)は133・80点、合計201・87点で2位だった。後半のフリップ―トウループの連続3回転は着氷がやや乱れながらも耐えたが、最後の3回転ループが1回転になってしまった。第1戦スケートアメリカに続くGP連勝はならなかったが、4年ぶりのGPファイナル(12月、トリノ)進出を決めた。坂本の演技後の一問一答は以下の通り。

◆ミックスゾーン

 ―演技終えて

「昨日できなかったことを今日やるって昨日言って、まあルッツなんとか、いつも通りできたんですけど。やっぱりちょっと3―3で跳び急いでしまったなとっていう感じだったんですけど。あのまあ、トウループがアンダーじゃなかったので。でも回転不足は回転不足、回せたのはルッツだけだったんですけど。でもまあ、今できることは出来たかなと思います」

 ―複雑な表情

「ちょっと久々に、なんだろう。久々でもないな。200が、200前後というのがやっぱりシーズンベストから30点以上、下がってるので。そこがやっぱり悔しいなという部分なんですけど。でも去年やっぱり自分でも、やっぱりよかったなとは思ってたので。そこにはまだまだほど遠いから。これくらいの点数差あって当然かなと、なんか色々ありました」

 ―大会戦い抜いての収穫は?

 「やっぱり、自信を持って挑む大会と、自信がないまま挑む大会はこんなに気持ち的にも結果的にも大きな差を生むんだな、と本当、あの改めて実感したし、やっぱり試合は楽しくやりたいと思うので。あの、日頃苦しくても試合で笑顔になれるなら、その苦しさも押し殺さないといけないな、というのを感じました」

―GPファイナルに向けて

 「そうですね。やっぱり2年連続でファイナル決められたことすごくうれしいことだし、本当にあの、6人しか出られない大会というのは自分でもすごくワクワクするので。あの、ファイナルではもうちょっと、あの成長できたらいいなと思います」

 ―中野園子先生からは?

 「あのループ最後、『腰を止めてたら跳べたのにねえ』と言われて。『せめてダブルにしてほしかった』と言われました」

 ―SP後、吹っ切れたと。今日は?

 「緊張感はあったんですけど、昨日よりはいい緊張感でできたので、あの本当に、今日こういう経験がまたできて、本当にすごくいい経験だったなと思いました」

 ―これを機に変わって行けそう?

 「そうですね。やっぱりあの、このシーズンに入って頑張らないといけないという気持ちがある中で、どっかこう、自分の頭の中の悪魔と天使が戦ってて。『頑張らないと』と言ってる自分と、『もう頑張り疲れた』と言ってる自分がいたので。そこを今すごく葛藤中なので。なんとか、悪魔をやっつけたいと思っています(笑)」

 ―質問不明

「ちょっと、体調を崩しちゃって。丸々1週間休んじゃったというのもあって。その、なんか1週間休んじゃうと筋肉落ちちゃうし、追い込め切れてない理由が、そのアメリカからの調子が1回マイナスになっちゃったので。そこはやっぱり、言い訳にしかならないので。その今、できる全力をNHK杯でやろうと思ってたので。それは、SPもフリーも、これが今のベストだと思っています」

 ―3連覇逃して、また闘志も?

 「そうですね。やっぱりもう、1年に1回だけ、最近毎シーズンどっかで体調崩すというのがどっかであったので。まあ、1回使ったので。今後は大丈夫かなと思うので。今後は元気よく、あの自分らしい滑りができるように、あとは自分が終わった時に笑顔で終われるようにしたいと思います」

 ―練習出来なかったのは?

「アメリカ帰ってすぐ、(10月)25日に帰ってきたけど、27日から1週間」

 ―結構重かった?

 「結構、熱出たりとか、もう。とにかく、もう満身創痍(そうい)の状態(笑い)。ズタボロって感じ」

 ―熱は何度くらい?

 「39度まで出ました」

 ―滑りはじめはやはり重かった?

 「そうですね。自分自身やっぱり、そのいつも感じてるふうが、あんまり感じられなかったのが、遅いなあっていうのもあったし、スピード出して滑るのって結構体力いるんので。そうなるとやっぱり、フリーの後半までもたなくなってしまうので。どうしてもセーブしてしまってゆっくりになってしまうというのが、原因が分かり切ってるので。その、修正しやすいかなと思っています」

 ―天使と悪魔の割合は?

 「えーっと、悪魔の方が今ちょっと、多少多いです」

 ―どんな悪魔?

 「うーん、なんか、去年頑張ったしいいやぁっていう、もう、シーズンしんどいのやめとこうよ、という悪魔です」

 ―先生にその存在は?

 「うーん、あんまり話してないんですけど、でも多分、練習に出てると思います」

 ―練習に出ている?

 「そうですね。今シーズン、あらゆるシーンでそういう場面に、なんか、ああまた考えてるなあという感じです」

 ―体調を崩したからではなく?

 「はい、そうです。体調を崩したのは、本当あの、ただの出来事です」

 ―(同門の)三原舞依が第4戦英国大会勝って、成績を残して、刺激も?

 「そうですね。やっぱり、一緒に練習してる分、そういうのもあるんですけど、まあ、あくまで戦うのは自分なので。あんまり、そこまで全面的に意識してるわけではないです」

 ―ただファイナルで戦うには負けていられない

 「そう。負けてられへん。でもまず自分に勝たないと行けないから(笑い)」

 ―もういいんじゃないか、という気持ちをどう奮い立たせてる?

 「うーん。『このままやったら表彰台落ちるぞー』っていう感じで、自分にいい聞かせるか、もう、友達に頼んで、試合後のご褒美を考えてもらって、そのために頑張るか、みたいな感じです」

 ―どんなご褒美が?

 「焼き肉。焼き肉しか勝たん」

 ―でも体重も落とさないと

 「そうなんです。はい!(笑い)」

 ―勉強もかなりしていると?

 「おほほ(笑い)。普通に今大学行ってて。ちょっと、卒業したいなあという気持ちもあって。残ってる単位分、普通に毎日授業に行ってます。今も、毎日講義に行ってます」

 ―毎日?

 「はい。7時半から9時まで朝練して、9時半から授業。近いのが(笑い)」

◆記者会見

 ―振り返って

 「今日は、あの最後のジャンプだけちょっとパンクしてしまったんですけど、でも、やる今できることはしっかりできたかなと思います」

 ―ジュニアで日本、韓国の選手がファイナルに決まっている。下の世代も強くなってきて、国内の女子選手の状況について

 「ジュニアの子が、まあ今シーズンすごくたくさんの子が、ファイナル決まって。まあよくNTCとかで一緒に練習してるんですけど、本当にやっぱり練習からレベルの高い練習をしているので。見てて、やっぱり試合でも安心して見れるようなクオリティなので。やっぱり、ジュニアの子はコロナの影響で国際試合がとても少なかったので、やっぱり、ポイントとか世界ランクってなるとまだまだちょっと低いかもしれないんですけど、出来とか本当クオリティというのは、たぶん今ジュニアは、ほんと最高峰の子ばっかりだと思うので。本当に、日本の未来は明るいなってすごく感じるし、あのなんだろう。ちょっとかぶっちゃうんですけど、私も負けてられないなという気持ちになります」

 

 ―勉強とスケートとのバランスは?

 「うーんと、絶対に、スケートに支障がでないように、学業今、4年の後期なので頑張っていて。んーと、えっと、スケートに影響が出るんだったら学業はちょと控えなさいというのは、言われてたんですけど、絶対にスケートをサボらないという条件に、先生と話し合って、学業とスケートを頑張って、両立させようと今、一生懸命朝から晩まで頑張ってます」

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