渡辺倫果、初のGP2大会経験し「世界と戦う怖さ」多くの収穫得てさらなる成長へ NHK杯女子一問一答

スポーツ報知
女子フリー  華麗に演技する渡辺倫果(カメラ・竜田 卓)

 ▽グランプリ(GP)シリーズ第5戦NHK杯 女子フリー(11月19日・札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 ショートプログラム(SP)9位と出遅れた渡辺倫果(法大)は、冒頭にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を降り、SPでミスした3回転ループも2本成功。3回転ルッツが1回転になったが、129・71点、合計188・07点をマークし、5位で大会を終えた。GP第2戦・スケートカナダを制しており、GPファイナル(12月・トリノ)進出への希望はつないだ。渡辺の演技後の一問一答は以下の通り。

 ―演技を振り返って

 「まあ、良かった面はほんとに良かったと思いますし、悪かった面は悪かったっていう感じで、はっきりと分かれた感じになったんじゃないかなって思っていて。まずはNHK杯終えて、客観的に見て良い経験ができたんじゃないかなと思うので、スケートカナダではうれしい結果で、NHK杯では悔しい思いしてって感じだったので、次の全日本に向けて、そしてこれからもっともっといい選手になれるように、あの、この経験を生かしていけばいいんじゃないかなと思います」

 ―良かった点悪かった点は?

 「オーバーターンにはなってしまったんですけども、トリプルアクセル自体もこの舞台で、片足で立てたのは良かった点かなと思っていて。後半の最初のルッツの方だったり、あとは、昨日できなかったループは2つとも決めることができたので、そこがはっきり、良い点と悪い点分かれたので。この大舞台でどうしても怖がってしまうって経験したこともないってこともありますし、この経験を次に生かせるようにしていけばいいんじゃないかなと思います」

 ―フリーへの思い

 「昨日の夜、ほんとにどうしたらいいか分からない感じで、このままフリー迎えるのも、嫌だったので。その中でたくさんの選手、スタッフさんに声をかけていただいて。トレーニングの先生が、メンタルの方を勉強されている方なので、その先生に『プレッシャーとの向き合い方どうしたらいいですか?』と言って、『プレッシャー自体は自分が勝手に作り出しているものだから、あの、感じる必要ない』というか、『そんなのはないよ』って言って下さったので。そのあとから少しラクになって、今日の朝の練習から、昨日よりは落ち着いてできたんじゃないかなと思っているので。この経験をまた次にいかせられるようにしていきたい」

 ―GP2戦で学んだこと

 「世界で戦っていく難しさもそうですし、うーん。やっぱりどんなに練習でできていても、本番だけの難しさとかっていうのもあるので。難しさっていうのも経験できましたし、あの、世界と戦う怖さというか、自分と戦わなければいけない怖さっていうのを、ほんとに怖かったかなと思っているので。ゼロの状態から、こんな感じになっているので、次は多分GPシリーズ1戦は確定かな?多分。なので、来シーズンにつながるようなことが今季はできたと思いますし、良い意味でも悪い意味でも、飛躍の年になったんじゃないかなっていうふうに。今なんかシーズン終わりそうな言葉になってますけど(笑い)。まだシーズンもうちょっとありますけど、まあなので、全日本はちょっと逆に、緊張もちろんしますし、自分も狙いたい場所はあるので、あの、緊張すると思うんですけど、この怖さよりは怖くないと思うので、また全日本に向けて残りの期間、やっていけばいいんじゃないかなと思います」

 ―NHK杯で得たものを今後にどう生かす?

 「世界と戦う怖さと、ゼロ戦の状態から、スケートカナダの時は、入国できるか分からない状態で、入国のほんとに前日にやっと入国許可が下りた感じで、生きた心地のしなかった1週間で、そのまま慌てたままスケートカナダやったっていうのもありますし、1戦目っていうので、ある意味気楽にできたっていうのが大きかったんですけど。この大会はファイナルかかった大会とか、スケートカナダの成績を得て、たくさんの方に見ていただけるような試合になったんじゃないかなと思うので。スケートカナダから、この大会でもそうですし、ほんとに特にいい面と悔しい面、それぞれちゃんと経験できたので、その経験できたのは、今後につながりますし、大きかったんじゃないかなっていうふうに思うので。また今後、もっともっと頑張れるようにしていきたいなというふうに思います」

 ―3A意地で降りたと。朝の公式練習は跳んでいなかったが?

 「朝早いのほんとに嫌いなんで(笑い)。トリプルアクセルを早朝とか、どうしても体動いていても、早朝にやると自分が思っている以上に動いてなかったりとかっていうことも起きてしまいますし、あと、腰痛持ちなんで、そういう面でも、まあ色々考えて。アクセルは本番正味いけるやろうみたいな精神で。ほとんどループの確認だったので。その部分でちゃんと本番では、できたかなと思うので、いいんじゃないかなと思います」

 ―プレッシャーは、世界ジュニアと比にならない?

 「どうなんだろう。うーん。世界ジュニアの、ほんとに呼吸が出来ない期間がずっと長かったっていうような感じだったのかな。だからほんとにそこもしんどかったんですけど、でも、その経験があるからこそ、多分スケートカナダにいい感じでいけたんじゃないかなと思うので。世界ジュニアの経験もこの経験も、今後に、世界ジュニアの経験を生かすことができたと思うので。このNHK杯の経験を『生かせるときが来ました』って言えるように、次の場で言えるように、まあ、すればいいんじゃないかなって思うので。比べるとどうなんだろう。世界ジュニアのときは、世界と戦っている方がしんどくて、今回は自分と戦うしんどさがあったので、それぞれに違うしんどさがありますした」

 ―いい選手の理想像は?

 「実は昨日夜、宇野選手のインタビュー記事、ステファン先生に『1個1個をやった先に、完璧がある』って記事をたまたま見まして、『これだな!』と思って、今日はそれを意識したのと、あとは先ほど言ったトレーニングの先生に言われていたプレッシャーとの向き合い方じゃないですけど、『そもそもそんなのないよ』って、『勝手に自分で作り上げているだけだから大丈夫だよ』って言って下さったりとか。あとは、私直接ではないんですけど、中庭先生の方に荒川さんだったり高橋選手が、お声がけしてくだったり、それを中庭先生を通じて。ほんとにたくさんの選手だったり、スタッフさんだったり、ほんとに支えられているなと思った今日このごろだったので。ほんとに、宇野選手のスケートに対する考え方はほんとに尊敬していますし、本を書いてもいいくらい、学ぶことが多いので、すごい選手だなというふうに思います」

 ―2人からのメッセージとは?

 「荒川さんとかは『倫果ちゃんらしくやれば大丈夫だよ』とか、高橋選手も気にかけてくださったっていうふうに、中庭先生の方から言われたので。なんかたくさんの方に支えられています」

 ―試合前、直前まで裏で笑っていた

 「めっちゃ(緊張)してます。めっちゃしてて、それを知って、中庭先生が変なことを言うとか、ずっと笑ってたっていう感じだったんですけど。存在が結構、ありがたかったりするので、結構1人になると思い詰める部分っていうのがあるので、先生の支えだったり、先生が隣にいるだけで安心出来るので。先生の存在大きいんじゃないかなっていうふうに思います」

 ―プレッシャーはいつから感じていた?

 「うーん。SPの、公式はどうだったかな?公式あたり。前日までは、『2戦目っておもろいな』っていう感じでやっていたので、ほんとにSPあたりから、ファイナルっていう方を考えてしまったっていうのがプレッシャー感じた部分だったんじゃないかなと思っています」

 ―最後のルッツが1回転になった

 「左足が、えーっと、前にいたっていうよりかは、どっちの言い方がいいのかな。上半身が前にいっていたから、左足が抜けなかったのか、左足がただ単に滑らないで、詰まったからなのか。後者の方かな。滑っていけば回転はかかっていくんですけど、滑らずにいったので、そこで止まったっていう感じだったので。もちろん体力的な面も多分、あるとは思うので、試合からやっぱり最後のルッツだけは特に意識してやってはいたんですけど、あの、ここ1~2週間でできても、本番でできる、失敗する確証はないですけど、っていう、そこを意識して練習はしてきてはいまし、これからもしていかなければいけないなと思うので。次は本番で決められるようにしていけばいいんじゃないかなというふうに思います」

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