広島の新井貴浩監督が21日、秋季日南キャンプを打ち上げ、就任1年目の日本一への思いを強くした。14日の合流から休養日を挟み、わずか7日間ではあったが、活気あふれたキャンプに「100点満点でしょ。元気よく明るく厳しく、100%のキャンプだった。(来季は)もちろん優勝、日本一を目指して」と充実の表情で総括した。
今キャンプでユニホーム姿は披露しなかった。「モデルの仕事もやっていて、その契約もあって(着られなかった)」とジョークも。随所に見せる指揮官のユーモアが若手の活気の源にもなった。一方で、「キャンプだけが競争じゃない。シーズンに入っても、ずっと競争。1~3軍関係ない。自分はずっと見ているよ」と厳しい表情で鼓舞。今キャンプMVPを挙げることは「不可能」、「全員が楽しみ」と即答した。横一線の意識を徹底し、さらなる競争をあおりチームの底上げにつなげる。(畑中 祐司)