芸能界屈指のサッカー通で知られる日向坂46の影山優佳(21)が、カタールW杯で8強を狙う森保ジャパンにエールを送った。第2戦で対戦するコスタリカに、日本が勝ち上がるヒントがあるとし、伊東純也(29)と三笘薫(25)のドリブルが勝機になるとみた。
ニコニコと笑いながら、影山の言葉に熱がこもった。「まずドイツ、スペインと言いますけど、コスタリカも十分強いですから」。身ぶり手ぶりを激しくして声を大にした。「今は(GK)ナバス選手中心に築き上げた土台に若手が融合していて。確かな実力があるし、何が起こるか分からない。一番油断できない」
サッカー好きの両親のもとで、赤ん坊の時に日韓W杯を現地観戦。生誕100日の記念写真では日本代表のユニホームを着用し、小学生時代はドルトムント・サポーター。「多少、体力にムリをいわせて睡眠時間を削れば」と現在でも深夜の時間帯で海外サッカーのチェックを欠かさない。
その知識は、テレビ番組で何度も共演する元サッカー日本代表の内田篤人氏(34)も驚くほど。今大会では、テレビ朝日・ABEMAで放送される20試合以上にゲスト出演する予定だ。推し選手に「(デンマーク代表)エリクセン選手」と「(ブラジル代表)ビニシウス選手」を挙げる。
コスタリカへの警戒を促す一方で、そこに日本の勝機もあるとみる。
「ドイツ、スペインと比べて情報量が少ないので、コスタリカはトリッキーなプレーをしてくると思う。それは日本も同じ。海外メディアは日本の注目選手に南野(拓実)選手や長友(佑都)選手を挙げていて、意外と伊東選手や三笘選手の名前がなくて。情報のギャップはどの国もあるし、そこを駆使できたらチャンスが広がるはず」
海外で“ノーマーク”の伊東と三笘の「ドリブル」こそ鍵になるとみる。
「タイプが違うドリブルですけど、やはりどちらもスペシャルなので。ドイツにもスペインにも相手にボールを持たれる時間が長いと予想される中で、後ろでパスを回していても何も起こらない。ドリブルやロングボール一発で流れを変えられるプレーが求められるし、1人で状況を打破できるプレーができる選手はキーパーソンになる」
初の8強進出に向け、日本は何が必要か。
「天候や芝の濡(ぬ)れ加減ひとつで変わりますし、分からないことが多いですけど、グループ内では『何かを起こさないといけない』という立ち位置。宝くじ的に勝利がポッと舞い込むことはないので、最後まで諦めない気持ちや直前までの準備の結果で『報われる』ことが必要になる。まずはドイツ戦。ムード的にも無得点ではなく、得点をして勝ち点をつかんで第2戦につなげたいですよね」(田中 雄己)
◆影山 優佳(かげやま・ゆうか)2001年5月8日、東京都出身。21歳。16年5月に「けやき坂46」オーディションに合格。18年6月、学業のため活動休止を経て、20年5月に活動再開。中学時代にサッカー4級審判員の資格を取得。キャッチコピーは「あなたのハートにゲーゲンプレス」。身長155センチ。血液型O。