女流名人への挑戦権を獲得した西山朋佳女流二冠「久しぶりの伊藤さんとの番勝負が楽しみ」

スポーツ報知
西山朋佳女流二冠

 将棋の第49期岡田美術館杯女流名人リーグ(主催・報知新聞社、特別協賛・ユニバーサルエンターテインメント)の女流名人リーグ最終一斉対局が21日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、西山朋佳女流二冠=女王、女流王将=が山口恵梨子女流二段に勝ち、リーグ8勝1敗で伊藤沙恵女流名人への挑戦権を獲得した。五番勝負第1局は神奈川県箱根の「岡田美術館」で行われる。

 対局後の談話は以下の通り。

 ―挑戦権を獲得した今の気持ちは。

 「全部で9局と長丁場だったのですが、一局一局を大事にと心がけていい結果に結びつけられ、初挑戦できて今は素直にうれしく思っております」

 ―自力での挑戦権獲得を目指せる最終局への思いはどうだったか。

 「大一番ということは意識していて、いつもより緊張するのは避けられないと思ったので、できるだけ用意してイメージはしていました」

 ―これまで勝ちのなかった山口さんが最終局の相手だった。

 「過去2戦と印象的な負け方、大事なところで負けてしまっていたので、今日は少し形勢がよさそうなところでも慎重に指していました」

 ―リーグ全体を振り返って印象に残っている対局は。

 「やっぱり鈴木環那さんとの一局で。ちょっと序盤は大きなうっかりをしてしまって、内容はあまりいいとは言えないのですが、あまり最近ならなかった競り合いの展開になって、しっかり読むことが出来たので、久しぶりの感覚だった。純粋にあの将棋を勝てたのが大きかったかなと思います」

 ―初参加の女流名人リーグ戦の体感は長い?

 「1、2、3局目までは先行きが見えないところがあって、気持ちを切らさないことが大事かなと思います」

 ―前期、伊藤女流名人の五番勝負の前に練習対局をやられていた。今期、その相手と戦うのは。

 「たしかに去年は悲願の達成ということで注目度の高いシリーズだったと思っていて、将棋の内容も純粋に勉強になるところもたくさんあった。自分が次の期に戦うというのは不思議な感覚がありますけど、純粋に久しぶりに伊藤さんと番勝負を戦えるということでそこを楽しみにしたいなと思っています」

 ―リーグへの参加が決まった際、どれくらい具体的に自分が挑戦する姿を描いていた?

 「あんまり想像出来なかったところではあったので。何回かあった星数を競っている相手との直接対決を勝つことができたのが、大きかったと思います」

 ―伊藤女流名人の印象は。

 「昔は結構受け重視という将棋だったと思うのですが、最近は攻めの手も候補にたくさん入れてらっしゃる印象もあって、自由な将棋かなと思います」

 ―挑戦権を獲得した自身へのご褒美は。

 「五番勝負の前に、もしかしたら、どこかのタイミングで旅行に行けるかもしれないです(笑い)」

 ―タイトル戦への意気込みを。

 「女流名人戦は格式ある棋戦だと思っている。タイトル戦に初挑戦できて光栄に思っています。伊藤さんとの番勝負を楽しみつつ、一局一局真剣に向き合って行きたいなと思います」

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