東京ドイツ村の犬の予想屋さん W杯日本の初戦ドイツ戦は「引き分け」

スポーツ報知
ドイツ戦は引き分けと予想したトロくんと飼育員の石川百合子さん(連続合成写真∥カメラ・池内 雅彦)

 サッカー・カタールW杯日本代表は23日にドイツ戦を迎える。2010年の南アフリカ大会で一世を風靡(ふうび)したドイツの占いタコ「パウル君」の系譜を継ぐべく、スポーツ報知の企画に応じた東京ドイツ村(千葉・袖ケ浦市)のミニチュアダックスフント・トロ君はドイツ戦の結果を引き分けと予想した。

 晴天の朝の芝生をサッカーボールとともに駆ける一匹の犬。目の前には、記者が用意した簡易ゴール。日本、ドイツの国旗と引き分けの文字が貼られた3つのゴールに向け、短い足―ではなく、頭によって放たれた運命のシュートは、勢いよく、真ん中のゴールに吸い込まれた。占いの結果は「引き分け」。トロ君の初占いを見守っていた東京ドイツ村の「わんちゃん担当」石川百合子さん(72)は「ああ、よかった~!」と思わず、声を漏らした。

 引き分けは日本で“ドイツ”を名乗る同村職員一同の願いでもある。予想前、石川さんは「ドイツって名前だからドイツも応援したいけど、日本でもあるしねえ…」と心配していたが、結果を受け、広報担当者も「トロ君は東京ドイツ村の職員一同を代表して、引き分けのゴールを狙ってくれたんだと思います」と安どの笑顔を見せた。

 同村が占い企画のストライカーとして推した5歳のトロ君は、犬とふれあいができる広場「わんちゃんランド」で飼育されている14匹の犬たちのなかで、唯一、サッカーボールで遊ぶ犬だ。現在使っているボールは5代目。石川さんが「夕飯の時間が始まっても止めるまで顔でボールを“蹴り”続けている」というように、サッカー愛が強い。

 ドイツ原産のミニチュアダックスフントで、来園者からの提案で決められた名前は日本を代表する食べ物であるすしネタの「トロ」に由来する。日本とドイツ、どちらも頑張ってほしいという思いが、「引き分け」のゴールに豪快なヘディングシュートを決める結果となったのか―。仕事を終えたトロ君は、ちぎれんばかりにしっぽを振り、満足げな表情でカメラを見つめていた。(瀬戸 花音)

 〇…W杯の勝敗予想をする動物は2010年南アフリカ大会で登場したドイツのタコ・パウル君がドイツ代表の7試合に決勝戦を加えた計8試合の勝敗を全て的中させ、人気に火が付いた。14年ブラジル大会では、中国の赤ちゃんパンダ、18年ロシア大会では開催地サンクトペテルブルクの白猫「アキレス」や、日本でも姫路セントラルパークのコツメカワウソ「チップ」など、新たな“予想屋”が登場。多くの動物が勝敗予想を繰り広げている。

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