東京11R・霜月ステークス・馬トク激走馬=ファシネートゼット
前走の桶狭間ステークス(中京ダート1400メートル)は4コーナー14番手から次位に0秒9差のダントツの上がり(3ハロン35秒2)を駆使して一気差し。早くから3勝クラスにメドを立てていたが15戦目で覚醒した感ありの鋭伸。ヴァルキュリア、ゴールドパラディン(先週の銀嶺Sを勝ってオープン入り)の強力メンバー相手のVは価値が高い。北村友一騎手も「道中リラックスして、しっかりと脚を使いました」と上々の手応えを話した。
前走後は、ノーザンファームしがらきで調整され、10月14日に帰厩。中間はウッドチップ、坂路で入念に追われ、状態はさらに上がっている。東京1400メートル得意のヘニーヒューズ産駒。4月の鎌倉Sではレモンポップの2着とすでに良績もある。外めからメイショウテンスイが行けば、遅い流れにはなりにくく、7Rで初勝利を挙げたHドイル騎手、54キロと買い材料がそろった。直線の差し込みに再度期待する。