宇野昌磨 フリー逆転でグランプリ連勝&NHK杯連覇「よくやったな」自身を高評価

スポーツ報知
表彰式でメダルを手に笑顔を見せる(左から)2位の山本草太、優勝の宇野昌磨(カメラ・竜田 卓)

フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ第5戦NHK杯 最終日(19日・札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 フリーが行われ、男子は宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=が合計279・76点で優勝、山本草太(22)=中京大=が合計257・85点で2位。コロナ禍で変則開催の20年大会を除くと、13年大会以来となる日本男子ワンツーで、ともにGPファイナルに進出する。

 今持てる全ての力を絞り出した宇野は、演技を終えると氷上にペタリと座った。SP2位から迎えたフリーで、4回転のループ、サルコー、基礎点1・1倍の後半には4回転トウループを2本決め、逆転優勝。「うれしいとか、そういった感情はない」と喜びこそなかったが「本当によくやったなと思う」と評価。表彰式後、元世界王者のランビエル・コーチと出水慎一トレーナーにリンクで胴上げされ、恥ずかしそうに笑った。

 波乱万丈を乗り越え、NHK杯3度目Vをなし遂げた。大会前は練習がうまくいかず、自らにイライラを募らせ会場入り。17日の練習後にランビエル・コーチから「完璧は一つ一つやっていった先に待っている」と言葉をもらい、前を向けた。フリーでは、6分間練習でスケート靴に違和感を覚え、出番までの約30分間で左靴の刃を調整。「運が良かったっちゃ良かった」と、とっさの判断が功を奏し、狙ったジャンプが決まった。

 大会を通し、コーチには「ナーバスになってしまったよ」と言われてしまい「周りの方にたくさんの心配をおかけしました」と反省。6度目となるGPファイナル出場権は自分一人ではつかめなかった。次戦こそ「全力で集中出来るパフォーマンスで挑む」。悲願のファイナル初制覇で、感謝を届ける。(小林 玲花)

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