【ロッテ】吉井理人新監督が明かすダルビッシュ有、大谷翔平、佐々木朗希の共通点「悪く言えばクソガキみたい」

スポーツ報知
2020年、佐々木朗希(右)と話す吉井理人投手コーチ(当時)

 ロッテの吉井理人新監督(57)が19日、スポーツ報知のインタビューに応じた。現役時代に日米7球団を渡り歩いた経験を生かし、メジャー式を反映させたチームづくりを行うと宣言。一インタビュー方で、メジャー流とは正反対(?)の一人称「わし」の由来も明かした。投手コーチとして育てた大谷、ダルビッシュの2人と佐々木朗の共通点など、新監督が大いに語った。(聞き手・小田原 実穂)

 ―就任1か月半。変化は。

 「まだコーチの延長みたいな感じですかね」

 ―秋は佐藤都の三塁起用など斬新な采配も。

 「何かつかんでほしいのが一番。コーチの指示って案外、選手に届いてない。違うポジションを見たら声のかけ方も違ってくるし、お互いに気づくことがある。変化、化学反応を起こしてくれたらいいなと」

 ―吉井監督の強みは。

 「素人で何も分からないから、怖さ知らずでできるのは新人監督の強みかな。選手たちに迷惑かけるかもしれんけど(笑い)」

 ―今季はピッチングコーディネーターとして渡米してチーム育成などを勉強。反映させたいものは。

 「米国ではよく『Same Page』、同じページの中で指導しましょうと言う。指導者が感性で勝手に言っちゃうと育成はうまくいかない。方法は違っても同じ考えのもと『Same Page』の中でやっていけたら。日本は1軍、2軍と組織が小さいので、やりやすいと思います」

 ―1年目にコーチとして指導した佐々木朗が飛躍。

 「思ったよりイニング数を投げられたので、よく頑張ったなという反面、来年への疲労、故障のリスクは少し心配」

 ―課題の体力面は?

 「体力はいいスピードで成長しているし、慣れもある。来年はもっといけるかなと」

 ―日本ハムでは大谷、ダルビッシュを指導。朗希との共通点はある?

 「あ~、ありますねぇ。ダルビッシュも大谷も2人とも自分をしっかり持ってる。悪い言い方をすればクソガキみたいな(笑い)。言うこと聞かない。でも、それでいいんですよ。納得しないと、こっちが言うたことも聞いてくれない。そういうところはよく似てるし、あんな実力がズバ抜けてるのに、もっとうまくなりたいっていう向上心と好奇心。この2つは3人とも高く持っているので、うまくなっていく人の共通点かな」

 ―いい子すぎない方が。

 「ダルビッシュみたいに年を重ねていい子になってくれればええかなと(笑い)。若い時は自分を前面に出していい」

 ―大谷、ダルビッシュの育成で大事にしたことは。

 「何でも自分でできる子だったので、間違った方にいかないか見守っているだけ。朗希もそう。だからこっちから積極的にアドバイスはしないですね」

 ―侍ジャパンの投手コーチも兼任中。朗希はWBC出場も期待される。

 「もう、世界が驚くような投球をしてほしい。アメリカで山本由伸と朗希は注目されているので、すごい投球をしてほしいなと」

 ―ところで…一人称の「わし」はいつから。

 「プロ入ってからかな。それまで『僕』言うてました。おぼっちゃまですね(笑い)。和歌山では『俺』だったけど、(近鉄の本拠地)大阪が都会すぎてこれは通じないと。『私』もおかしいから『僕』。それがいつからか『わし』。時代劇ファンで遠山の金さん、暴れん坊将軍、大岡越前とかが好きで。それ見て『わし』の方がいいなって思ったのかも(笑い)」

 ―今季5位からの巻き返しへ、理想のチーム像は。

 「打線はビッグイニングを狙える打線になってほしい。投手は水戸黄門みたいに印籠持ってバンって出てきたら試合が決まっちゃうような継投ができたら、ファンも楽しいと思う。ファンが楽しい野球をして、ベンチも明るく、選手が思い切りプレーできるチームにしたいと思います」

 ―印籠継投ですか。そういえば雷が大の苦手とか。本拠は屋外。鳴ったら…。

 「それはもう、ベンチの後ろに引っ込みますよ(笑い)」

 ◆吉井 理人(よしい・まさと)1965年4月20日、和歌山県生まれ。57歳。箕島から83年ドラフト2位で近鉄入団。88年に最優秀救援投手。95年にヤクルトにトレード移籍し、97年オフにFAでメッツ入団。ロッキーズ、エクスポズを経て、2003年にオリックス入り。07年途中にロッテ移籍後、同年限りで引退。08年以降は日本ハム、ソフトバンク、ロッテで投手コーチ。22年はロッテのピッチングコーディネーター。日米通算121勝129敗62セーブ。右投右打。

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