◆第53回明治神宮野球大会第2日▽大学の部・準々決勝 国学院大6―2仙台大(19日・神宮)
横浜の4番として昨夏の甲子園に出場した国学院大(東都大学連盟)の立花祥希捕手(1年)が、4―2の8回表1死一塁の場面で代打として登場し、左翼スタンドへ貴重な追加点となる2点本塁打を放った。
名門・横浜で勝負強い打撃を見せてきた立花だが、神宮での一発は初めて。「ホームランを打てる打者ではないので、相手投手のスピードボールに負けないよう打ち返した結果だと思います」と振り返った。
秋季リーグ戦は無安打に終わった立花。それでも、鳥山泰孝監督は「コンタクト能力が高く、状況に応じて打てる打者。リーグ戦のあと自分の力で修正し、状態を上げてきた」と手応えを感じての起用だったことを明かした。
国学院大は、昨年も初戦(1回戦)で仙台大を破り、準決勝まで進んだが、優勝した中央学院大に敗れた。今年、その先に進むために、立花は欠かせない戦力となりそうだ。