【広島】新井貴浩監督、来季けが情報は「シャットアウトしない」“ガラス張り”で例外除いて公表へ

スポーツ報知
広島・新井貴浩監督

 広島の新井貴浩監督が19日、来季の新たな方針として、選手が故障した際に一部は情報を開示していくと明かした。

 近年は手術が必要な重症などを除いて、一律で「コンディション不良」と詳細は非公表にしていた。キャンプ地の宮崎・日南で「ネガティブなことだから、あまり発信したくはないのはあるけど、それを踏まえた上で最低限は。ファンも心配していると思う。アナウンスすることによって選手を守ることにもつながると思う」と方針転換の意図を説明した。

 けが情報については、相手につけ込まれないような戦略的な狙いもあって非公表にする球団もある。一方で“鉄のカーテン”によって憶測を呼ぶことで選手に不利益となる側面もあった。「何も言わなかったら、相当悪いの? とか変な方向の話になるかもしれない。そうなると選手も大変」と指揮官。プライバシーの問題などの例外を除き、公表を前提とする考えだ。

 新たな方針は、指揮官の頭の中にファンの存在が一番にあるからこそ。「ファンサービスは、ある意味で義務だと思っている」。コロナ禍において制限は多い。「距離を取らないといけないし、人数の制限もある。今はすごく難しいけど、応援してくれる人がいて初めてプロ野球が成り立つ。選手一人一人が自覚して気持ちの中で持っていてもらいたいと思う」と求めた。

 自身も指揮官という立場になっても“ファンファースト”の姿勢は変わらない。この日は悪天候の影響で日南キャンプの紅白戦は中止。練習は室内で行われたため、ファンの観覧エリアも限られていた。そこで指揮官はファンの元へと足を向けて「明日(20日)昼から紅白戦をやりますんで、見に来てくださいね」と声を掛け、ファンから拍手が起こった。「今日は土曜日で広島から来られている人もいると思う。(練習)メニューが分からず、明日朝に球場に来て、帰ってから『紅白戦やってたの?』となる人がいるかもしれない」。多くのファンから声援を受ければ、選手のパフォーマンス向上にもつながる。すべては、就任会見で「皆さんの気持ちを真っ赤に燃えさせる」と力強く決意表明した思いの実現に、開かれたチーム作りを目指す。

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