「3代目・山の神」神野大地が夢語る「大学の監督をしながら、もう一度、箱根駅伝5区を走りたい」

スポーツ報知
プロランナーの神野大地は将来、選手兼任監督としてもう一度、箱根駅伝5区出走という夢を明かした

 「激坂最速王決定戦2022@ターンパイク箱根」が19日、神奈川・アネスト岩田ターンパイク箱根の特設コースで行われ、青学大時代に箱根駅伝5区で活躍し「3代目・山の神」と呼ばれたプロランナーの神野大地(セルソース)が登りの部(13・5キロ)に練習の一環として出場した。故障から復帰したばかりのため「8割ほどの出力」で54分22秒(手元計測)でゴール。昨年大会で自身がマークした51分2秒の大会記録から3分以上遅れたが「現時点としては、ほぼ予定通りです」と冷静に話した。今後、出場権を獲得している2024年パリ五輪マラソン代表選考会(来年秋)を最大のターゲットとして練習を積んでいく。将来的には、大学駅伝で選手兼任監督として箱根駅伝5区にもう一度、挑戦するという夢を明かした。

 思い出の箱根。雄大な富士山をバックに神野が壮大な夢を語った。

 「やっぱり、箱根はいいですね。もう一度、箱根駅伝の5区を走りたい。実は、僕はもう一回、箱根駅伝の参加資格があるんですよ。将来、大学の監督として、若い学生を指導しながら、自分自身も大学に編入して箱根駅伝の5区を走る。それが僕の夢なんです」

 箱根駅伝の参加資格は「関東学生陸上競技連盟男子登録者で、本大会並びに箱根駅伝予選会出場回数が通算4回未満である者(予選会のみ出場の場合も回数に含まれる)に限る。なお、出場とはエントリーした時点で出場とする」とされている。年齢の制限はない。「僕は青学大1年の時、16人の登録に入っていない」という神野は、ルールが現行のままなら、もう一度、箱根駅伝を走ることができる。

 神野がイメージする姿は、立大の上野裕一郎監督だ。「学生と一緒に走りながら指導したい。将来、箱根駅伝初出場を目指す新興大学か、復活を目指す大学に声をかけてもらえれば。青学大の監督になることはないでしょう」と神野は柔らかな笑みをたたえながら話す。

 現在、29歳。プロランナーとして複数のスポンサーを持つ神野は、その責任として「日本代表になるため、MGCに全力を尽くします」と明言する。

 競技者として、ひとつの区切りをつけた後の夢が、大学駅伝界では前代未聞の「選手兼任監督」だ。指導力は未知数ながら、青学大時代、プロランナーとして経験は貴重な財産。ネームバリューは抜群だ。将来、神野に監督就任をオファーする大学が現れる可能性は十分にある。

 「今の上野監督の年齢(37歳)くらいになった時、その夢が実現できればいいですね。『何、言っているんだ』とう批判は必ずあると思いますけど、今までの常識ではあり得ないこと、面白いことに僕は挑戦したい」と神野は語る。恩師の青学大・原晋監督と同じく「常識破り」の道を進むつもりだ。

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