【大学野球】常葉大菊川高出身の中京大・渡辺優心投手が7回2失点の好投

スポーツ報知
低めを丁寧に攻め、7回2失点と踏ん張った中京大・渡辺

◆大学野球オータムフレッシュリーグin静岡 第1日(18日・草薙球場)

 開幕し、2試合が行われた。中京大の渡辺優心投手(2年)=常葉大菊川高出=が日大国際戦に先発し、7回5安打2失点と好投。川瀬譲二内野手(1年)=藤枝明誠高出=も2試合で2安打2打点を挙げた。第1試合は中京大が日大国際に6―2で勝利(時間規定により8回で終了)し、第2試合は中京大と慶大が2―2で引き分けた。19日は清水庵原と富士を加えた3球場で計9試合が行われる。

 懐かしのマウンドで躍動した。中京大の2年生左腕・渡辺は直球、スライダーともに低めに集め、相手打線を翻弄した。4回まで無安打。「調子は万全ではなかったけど、結果的に粘ることができた」と振り返った。

 草薙球場は高3夏の代替大会以来。準々決勝で優勝した聖隷クリストファーに1―2で惜敗した地だ。「悔しい思いもしたけど、いつも以上に力が発揮できる場所」と笑う。大学ではリーグ戦デビューできていないが、今夏就任した元巨人の平松一宏コーチ(48)の指導を受けながら着実に進歩している。「球種の操り方、悪い時の立て直し方などすごく勉強になります」とうなずく。

 母校の常葉大菊川は今秋、東海準優勝で来春センバツ出場が有力に。2学年上の奈良間大己(立正大4年)、2学年下の安西叶翔(常葉大菊川高3年)は日本ハム入りする。「自分もやらないと。負けてられないです」と大いに刺激を受けている。

 一方、日大国際戦に4番・一塁で出場した川瀬は5回にダメ押しの2点打。慶大戦でも左越え二塁打を放った。それでも「まだまだ結果を残さないといけない立ち位置」と慢心はない。19日は静岡大、20日は静岡市立高と対戦。ともに来春以降のリーグ戦につなげるためにも、収穫の秋にするつもりだ。(武藤 瑞基)

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