羽生善治九段が特別将棋栄誉敢闘賞を受賞 タイトル100期へ「まだまだ鉱脈がある」

スポーツ報知
1500勝達成により特別将棋栄誉敢闘賞を受賞した羽生善治九段

 第48回将棋の日表彰・感謝の式典が18日、東京・将棋会館で行われ、1500勝を達成した羽生善治九段が特別栄誉敢闘賞を受賞した。将棋栄誉賞として600勝を達成した杉本昌隆八段、勤続40年の山田久美女流四段らも表彰された。

 表彰式後、羽生は囲み取材に応じ、「棋士生活を長きにわたって続けてきたと実感し、対局の場がたくさんあったからこそ達成できることでもある。その機会を与えてくださった皆さまに感謝したいと思っています。本日改めて表彰状をいただいて、その道のりを実感することができました」と喜びを語った。

 羽生は前日の17日に棋王戦挑戦者決定トーナメント決勝で佐藤天彦九段に敗れたものの、敗者復活トーナメントを勝ち上がれば、まだタイトル挑戦の可能性を残している。また、王将戦挑戦者決定リーグでは5勝0敗で首位をキープしており、22日の最終局で豊島将之九段に勝てば七番勝負出場が決まる。

 タイトル戦に挑めなかった昨年からの復調の兆しを問われると「結果については自分自身でもよくわかってないところがあります。今は本当に厳しい中でやっている。対局している実感としては目の前の1局1局を一生懸命やっていくしかないというところ。幸いにも今年度はいい形が続いているので、それをきちんとした実力として継続できるように頑張って行きたいと思っています」と気を引き締めた。

 王将戦挑戦者決定リーグで挑戦を争う豊島については「豊島さんは本当にここ数年常に安定して活躍を続けられている棋士。タイトル戦の常連。そういう意味ではここ最近、私にとっては厳しい状態が続いているのですが、せっかくの機会ですので自分なりに棋力を充実させて、次の対局に向かっていけたらと思っています」と話す。

 華やかな花が飾られた表彰の舞台で、「(将棋は)何百局と前例がある形でもまだまだ鉱脈があるなと実感するところがある。可能性の大きさは感じている。それに伴って自分自身もレベルアップしていけたらいいなと思っております」と未来を見た羽生。「結果としてそういうものが達成できれば、非常にうれしいことではあるが、まだまだそういう段階までは来ていない」。タイトル獲得100期まであと1に迫る中、飾らない言葉で思いを明かした。(瀬戸 花音)

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