女優の川口春奈が主演を務めるフジテレビ系「silent」(木曜・後10時)の第7話が17日に放送された。10月20日放送の第3話で登場した「てんとう虫」にまつわる伏線回収に、ネットは驚きと感動に包まれた。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)
青羽紬(川口春奈)と戸川湊斗(鈴鹿央士)がまだ付き合っていた第3話。紬の家のシーンで、紬が窓を開けっ放しにしたため虫が入ってきた。紬が買い物に行っている間、湊斗は家で一人に。リビングでてんとう虫を発見し、ベランダに移動して指先にとまっているてんとう虫をスマホで写そうとした瞬間、飛んでいってしまった…というシーンだった。
てんとう虫は「幸せの象徴」とされており、ネット上では「湊斗は幸せをつかめない伏線なのかな」などの声が相次いだ。その後、湊斗は紬と別れることになった。
湊斗から飛んで行ったてんとう虫が、この日の第7話で再び登場。佐倉想(目黒蓮)が図書館にいるところを、ろう者の友人・桃野奈々(夏帆)が目撃。想は子どもに、棚の上にある本を取ってほしいとお願いされたが、耳が聞こえないため困ってしまった。
そこで想は子どもを抱っこし、自分で取れるようにして解決。子どもが手に取った本の表紙には、てんとう虫が描かれていた。
第3話で湊斗から離れた“幸せの象徴”が、想のもとに舞い降りて…。粋な演出に気付いたファンは感激。「てんとう虫(幸せの象徴)が湊斗の指先から飛び立ち、想に。壮大な伏線回収ってことでいいですか?」「想の元に戻ってきてるの鳥肌」「演出が細かい」と驚き、「湊斗の手から飛んでったてんとう虫が男の子の所へ行って幸せを紡いでくれたんだと思う…」「想が抱き抱えてる子供が持ってる本に幸せの象徴といわれてるてんとう虫。ちゃんと人と関わるようになった想のもとに幸せが舞い込んできたんだね」とほっこりしていた。
高校時代に紬と想がイヤホンで聴いていた「スピッツ」の楽曲「魔法のコトバ」のジャケット写真にもてんとう虫が描かれている。