第5回大学野球オータムフレッシュリーグが18日から3日間、草薙球場などで行われる。県外から東京六大学の明大など7大学、県内から3大学・7高校が参加する。大学生は原則として2年生以下の若手でチームを構成する。静岡高は立大と対戦。亀井海夏人投手(2年)が同校OBの宮本兵馬外野手(1年)斬りに意欲を示した。
先輩斬りで猛アピールする。静岡高・亀井は2学年上の立大・宮本とのマッチアップについて問われると「とても楽しみ。インコースを突かないと抑えられない」と内角攻めを予告した。父同士が知り合いで、所属チームこそ異なるが小学生時代から交流があった先輩。静高では紅白戦などでも対戦がなく、初めての対峙(たいじ)に胸を躍らせた。
自身にとってもエース復帰への試金石となる舞台だ。秋は背番号1でスタートするも振るわず、県大会から7番で左翼兼任となった。敗退以降も週4、5日のブルペン投球を継続。「腕を振って球速以上のスピードに見せる」ことを意識して投げ込んできた。「大学生のレベルを肌で感じたい。チャンスを生かしたい」と今大会を再浮上のきっかけにするつもりだ。
バットも好調で、最近の練習試合は3番に座ることも多い。「ここで抑えたり、打ったりできれば自信につながる。力を発揮する準備をしたい」。六大学の名門に胸を借り、来春への糧とする。
(武藤 瑞基)