サッカーのカタールW杯が20日に開幕する。森保ジャパンは1次リーグ初戦で強豪ドイツと対戦(23日午後10時キックオフ)する。W杯をさらに盛り上げようと「しずおか報知」では、静岡クラフトビール企画の特別バージョンを実施。ドイツビールを多数取りそろえているGROWSTOCK(グローストック、静岡市)にお邪魔させていただき、ドイツ&日本のビールを飲み比べ。果たして“勝敗”の行方は―。
「ビール王国・ドイツ」に日本のビールが一泡ふかせられるか―。W杯直前に、ゲルマン魂と侍ブルーの“ビール前哨戦”は白熱の戦いとなった。
サッカーのドイツは、言わずと知れた強豪国だ。W杯18大会連続20回目の出場で優勝4回。世界ランク11位。対する日本は、7大会連続7回目の出場で世界ランク24位。ひとまず話題をビールに戻し、両チームの選手(グラス)がテーブルの上に置かれキックオフ。
ドイツ代表は「ユーリゲアルト」。外観は重圧感のある銅褐色で、かすかなミントの香りが個性的。ユーリゲ社特製の酵母を使用し、焙煎した麦芽とホップを低温熟成することで、アルト特有の強い苦みを生み出す。その苦みがしっかりと利いていて、ビール好きには味わい深さが満点だ。
続いて日本代表は「駿府アルト」。もちろんサッカー王国「静岡産」だ。すぐ近くに直営のクラフトビール醸造所があり、届いたばかりの新鮮なビール。焙煎麦芽の香ばしさと、キレのある苦みで、モルティな味わい深さが特徴の一つだ。まろやかな口当たりのため飲みやすい。
福島英紀代表(40)は「ドイツビールは地域性を大切にする。おらが町のビールで、ドイツサッカーと似ている。日本のビールはまだ歴史も浅いけど、醸造所も徐々に増えている。サッカー同様に目指せドイツビールです」とそれぞれの特徴を語った。
ドイツと日本のビールがとてもおいしくて、店に長時間滞在してしまった筆者。“延長戦”の結果、今回は激闘ドロー。決着は、W杯本番まで持ち越しとなった。(森 智宏)
〇…おいしいビールを飲みながら森保ジャパンを応援しよう!。GROWSTOCKの店内は全100席。開放感たっぷりのテラス席もあり、今回のW杯の日本代表の全試合を「巨大スクリーン」で観戦できる。ドイツビールを含む欧州を中心に、米国など80種類のビールを各種取り揃えている。福島代表も「気軽に立ち寄ってください」と来店を心待ちにした。
◆GROWSTOCK(グローストック) 静岡市葵区紺屋町6―9、紺屋町中ビル。JR静岡駅徒歩5分。日曜定休日。営業時間は午後5時~午前1時。TEL054・293・9331。