広島・新井貴浩監督(45)が日南秋季キャンプで“兄弟塾”を開校した。良太2軍打撃コーチ(39)と堂林を熱血指導。現役時代に堂林と護摩行もともにした指揮官は「もちろん本人はそのつもりだと思うし、頭(スタメン)から出る選手になってもらいたい」と期待を込めた。
打撃練習後、堂林の前に良太コーチ、その背後に新井監督の姿があった。軸足に体重を残す技術面とともに「もっと自分の体を信じろ」という精神面での助言も共通した思いだった。
今季は代打弾3発を含む8本塁打のうち6発が殊勲弾と勝負強さを発揮。今秋キャンプ最年長の31歳は、若手に交じって内外野問わずに汗を流す。「今年は今年で、いい代打の経験ができた。来年に生かして出られるところを狙っていく」と来季への思いを強くした。(畑中 祐司)