松原千明さん、長女すみれの存在が第二の人生の活力に…本紙記者が悼む

スポーツ報知
松原千明さん(左)と娘でモデルのすみれ(2008年3月)

 女優の松原千明(まつばら・ちあき)さんが10月8日に米ハワイの自宅で死去していたことが16日、分かった。長女のモデル・すみれ(32)の所属事務所が発表した。64歳。死因は不明。ドラマ、映画やバラエティーなど幅広く活躍した松原さんは1988年に俳優の石田純一(68)と結婚したが、99年に離婚。97年からハワイに移住し、米国人男性と再婚したが、2009年に離婚していた。

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 あれから23年たつ。松原さんが当時、夫の石田との離婚を決め、仕事再開が見えてきた99年3月、ハワイで話を聞く機会があった。飛び抜けた美貌の一方で芸能人っぽくない印象を受けた。「彼を愛したことに悔いはない。前を向いていきたい。もう燃えるような恋は無理だけど」。決意というより、自分に言い聞かせるようだった。別れるまで3年間の苦悩が思い出され、何度か目に涙があふれた。

 恋人の元に走って帰宅しない石田は、松原さんに「世界的偉人は皆、不倫をするものだ」と言い聞かせていた。まじめな松原さんは「私の考えが古風過ぎるのかな」と、気持ちの整理に時間を要したことをうかがわせた。同時にこの人は自分を責める傾向が強い人なのかな、と感じた。愛した人が去ったのは自分に非があったのではないか。当時8歳の娘、すみれへの申し訳なさも抱えていた。

 しかし、その娘の存在が第二の人生の活力だった。6~8歳まで夫婦の不安定な光景を見せたことを悔いていた。娘は母の目をじっと見て「パパは2回も離婚するわけ? じゃあパパと会えなくなるの?」と聞くと、こらえきれず泣きじゃくった。ところがそのすぐ後、「へへへ」と笑ってみせたという。幼心に母を悲しませまいとするけなげな姿。松原さんはそんな姿が逆につらいと明かしていた。あのときの取材を改めて思い起こしている。(内野 小百美)

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