【巨人】宮本和知さん初代女子硬式野球チーム監督就任「おやじと息子のキャッチボールを、母と娘に変えていきたい」

スポーツ報知
今年2月、春季キャンプで女子選手の島野愛友利を指導する宮本和知球団社長付アドバイザー

 来季から本格的に始動する巨人女子硬式野球チームの監督に、昨季まで巨人の投手チーフコーチを務めた宮本和知さん(58)=スポーツ報知評論家=が就任することが16日、分かった。同氏はアドバイザーとして昨年12月の巨人女子チームの創設から尽力。女子野球発展への情熱や愛情あふれる指導から、初代監督として白羽の矢が立った。2023年から単独チームとして、原巨人との“ダブル日本一”を目指して戦う。

 女子野球の発展を願い、宮本さんが再び巨人のユニホームに袖を通す。来季から本格的に船出する巨人女子チームの監督に就任することが決まった。

 昨年12月の創設発表後は第1期メンバー4選手(金満梨々那、山下陽夏、島野愛友利、吉安清)で活動。元巨人の篠原慎平監督が率いるクラブチーム「ゴールドジム」の一員として実戦を重ねながら、並行して選手選考を行ってきた。来季は20人ほどのメンバーをそろえ、いよいよ巨人のユニホームで試合に出場予定。チーム創設から深く携わってきた宮本さんが初代監督として先頭に立ち、スタートを切ることになった。

 野球人口の減少が叫ばれる中、女子野球人口は増加の一途をたどっている。宮本さんは早くから「女子野球の発展が野球振興につながる」と訴えてきた。21年限りで巨人投手コーチを退任後は球団社長付アドバイザー、女子野球アドバイザーとして、23年の本格始動に向けてチームを前に進めてきた。

 宮本さんは女子野球の魅力は、1球ごとに飛び交う声や喜怒哀楽、スポーツマンシップにあると強調。目標は近い将来のプロ化で、「女子選手は将来、誰よりも理解のある指導者になる。おやじと息子のキャッチボールを、母と娘のキャッチボールに変えていきたい。彼女たちが野球界を救ってくれると信じています」と決意を込めた。

 新チームは来季、女子硬式野球リーグ「ヴィーナスリーグ」に参加予定。今季は42チーム計1067人が4部門に分かれ、4月から計418試合を戦った。来年8月には全日本クラブ選手権、10月には全日本選手権が予定され、原巨人との“ダブル日本一”を目指して本格的なスタートを切る。

 ◆宮本 和知(みやもと・かずとも)1964年2月13日、山口県生まれ。58歳。下関工から川崎製鉄水島に進み、84年ロス五輪で金メダル。同年ドラフト3位で巨人入団。通算66勝62敗4セーブ、防御率3・60。97年に引退。2019年に巨人投手総合コーチに就任し、20、21年は投手チーフコーチ。22年は巨人球団社長付アドバイザー、女子野球アドバイザー、ジャイアンツアカデミー校長。左投左打。

 ◆巨人女子硬式野球チームの動き

 ▼21年12月 ファンフェスタで女子チーム創設を発表。第1期メンバー4人をお披露目

 ▼22年2月 宮崎キャンプに参加

 ▼4月 ゴールドジムの一員としてヴィーナスリーグ出場

 ▼8月 来春に高校や大学卒業予定選手を対象に第1回選考。87人が応募

 ▼8月 全日本クラブ選手権(千葉)に出場。ゴールドジム8強

 ▼10月 全日本選手権(愛媛)に出場。ゴールドジム8強

 ▼同 クラブチームでプレーする選手を対象に第2回選考。22人が応募

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