室井滋、大森一樹監督をしのぶ「こんなに早く亡くなってしまうなんて。もう一度会いたかった」

スポーツ報知
舞台「喜劇 老後の資金がありません」の製作発表に出席した室井滋

 映画「ヒポクラテスたち」「ゴジラVSビオランテ」などの作品で知られる映画監督の大森一樹(おおもり・かずき)さんが12日午前11時28分、急性骨髄性白血病のため、兵庫県西宮市の病院で死去したことが15日、分かった。70歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻・聖子(せいこ)さん。後日「お別れの会」が開かれる予定。

 大森さんが監督した81年の「風の歌を聴け」で商業デビューした女優の室井滋(年齢非公表)は、スポーツ報知の取材に応じ「こんなに早く亡くなってしまうなんて。もう一度会いたかった」としのんだ。

 早大時代に自主映画で活躍していた室井は「風の―」で、小林薫(71)演じる主人公「僕」のガールフレンドで、自ら命を絶つ「三番目の女の子」役で出演。「大森さんの地元の兵庫がロケ地で、アットホームな雰囲気だった。すごく体が大きい人で『自主映画の女王やで』とみんなに紹介してくれたり…。キツイとか苦しい思い出はない。あれがデビュー作で本当によかった」と懐かしんだ。

 87年の「トットチャンネル」では笠置シヅ子さん役を託された。「『東京ブギウギ』のリメイクでレコードデビューもさせてもらいました」。19年に村上春樹原作映画の特集上映で久しぶりに「風の―」を見た。「昔は変わった映画だと思っていましたが、久しぶりに見ると全然感じ方が違った。その話を大森さんとしたいなとずっと思っていたのに…」と寂しげに話した。

 ◆老後へ「記憶力」大事

 室井はこの日、都内で渡辺えり(67)とダブル主演する舞台「喜劇 老後の資金がありません」(来年1月14~28日=京都・南座、同2月1~19日=東京・新橋演舞場)の製作発表に出席した。垣谷美雨さんの同名小説が原作で、想定外の事態が老後の資金を圧迫していく姿をコミカルに描く。

 老後のためやっていることについて、室井は「記憶力をちゃんとしないと、と携帯番号を50個ほど覚えております」。毎年脳ドックを受診しているという渡辺は「『ほどよく脳が萎縮してますね』と言われる」と笑わせていた。

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