藤井聡太五冠が広瀬章人八段を破る 順位戦A級で豊島将之九段と4勝1敗のトップタイに

スポーツ報知
広瀬章人八段と対局する藤井聡太五冠(写真提供・日本将棋連盟)

 将棋の藤井聡太五冠=竜王、王位、叡王、王将、棋聖=が14日、東京・将棋会館で指された第81期順位戦A級5回戦で広瀬章人八段を先手番の93手で破った。リーグ戦の戦績は4勝1敗で、先に5回戦を終えていた豊島将之九段とトップタイに並んだ。

 藤井は広瀬の挑戦を受けている第35期竜王戦七番勝負の真っ最中で、藤井が3勝1敗で連覇と初防衛に王手をかけたが、広瀬の研究を尽くした作戦で名勝負が展開されている。順位戦での激突は初。初手で藤井が飛車先の歩を付くと、広瀬は角道を開け、竜王戦のシリーズではまだ見せていない戦型「雁木」を選んだ。

 持ち時間各6時間の長丁場ではあるが、昼食休憩まで28手、夕食休憩時で44手のじっくりとした展開。藤井がじわじわとリードを広げていった。藤井の玉は6五まで上がったが、広瀬を一分将棋まで追い詰め、日付が変わる直前の午後11時56分に投了に追い込んだ。「玉をどう安定させればいいか、難しい将棋でした」と藤井。A級の次戦は、今月3日の棋王戦挑戦者決定トーナメントで敗れた佐藤天彦九段と対局する。「後半戦、内容が良くなるようにしていきたい。まだまだ折り返しなので、挑戦を意識する感じではない。一局一局を大事に頑張りたい」と話した。

 一方、敗れて3勝2敗となった広瀬は「今期は妥当な成績。後半戦は、少しでも星が伸ばせるように」と踏ん張りを誓った。

 なお、竜王戦七番勝負の第5局は25、26日に福岡県福津市の「宮地嶽神社貴賓室」で指される。

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