ロッテの小沼健太投手が14日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円アップの720万円でサインした。
BC茨城から20年育成2位で入団し、今年の開幕前に支配下登録を勝ち取った右腕。150キロを超える直球とフォークボールを武器とし今季は開幕1軍入り。主にリリーフとして21試合に登板しプロ初勝利も挙げ、1勝1敗、1ホールド、防御率6・04の結果を残した。
「今年は支配下に上がりたいという気持ちでキャンプからずっとやってきたので、そこをクリアして。自分でいうのも何ですけど開幕1軍は自分でも正直びっくりした。そこから前半だけですけど21試合投げれたって言うのは、すごい頑張れる気力になった。総合的に言うと最後(1軍に)上がれなかったので悔しかったけど、いいシーズンになったと思います」と振り返った。
来季はさらに1軍で結果を残して行くために、直球とフォークにさらなる磨きをかける。「他の選手はスピードも上がってきてるので、そこを上げていかないと生き残れない。あとは中継ぎとしてはフォークで勝負できないといけないと思うのでロッテで一番いいフォークを投げたい。(イメージは)ソフトバンクの藤井さんのようなカウントも取れて三振も取れてっていうフォークが理想」とイメージを膨らませた。
来季の目標は自分を超えること。「今年は20試合登板を目標にしてクリアできたので、その倍の40試合50試合。あとは今年、ビハインドでの登板が多かったので、ホールドっていうのを見据えた上でやっていきたい」と鉄壁のリリーフを目指しトレーニングを積む。