東京、阪神、福島競馬場での3場開催で土曜、日曜で合計8鞍が行われた新馬戦。外厩別では相変わらず好調が続く、山元TCがライトクオンタム、ソールオリエンスの好素材で2勝を挙げた。昨年の上位組ノーザンファーム天栄、吉澤ステーブルWESTもそれぞれ1勝ずつをマーク。
【11月12日・東京5R、2歳新馬、芝1600メートル、良馬場=11頭立て】
◆ライトクオンタム(牝、栗東・武幸四郎厩舎、母イルミナント、母の父クオリティロード)426キロ、馬主=社台レースホース、生産牧場=社台ファーム
【血統】ミスタープロスペクター系種牡馬クオリティロード産駒の母イルミナントは米G1・ゲイムリーS(芝1800メートル)の勝ち馬。19年に天国に旅立ったディープインパクトのラスト世代の6頭のうちの一頭。国内最終世代は2頭目の勝ち上がり。
【レースVTR】スタートを決め大外からハナを奪った。前半1000メートル1分0秒1のスローの流れをつくると、余力たっぷりに直線に向き、ギアをさらに上げ、上がりを34秒0でまとめると、後続を引き離し、そのまま2馬身半差をつけてゴールした。勝ち時計は1分34秒1。
【コメント】ルメール騎手「マイペースで走ってくれた。乗りやすいし、能力がある。もう少しパワーアップしてほしいけど、走りも良かった。さすがディープの子です」
【将来性】★★★★ ※武幸四郎調教師も「きゃしゃな馬で重い馬場で走らせなくなかったので、阪神ではなく東京を使った。レース自体は上手。様子を見て、大事にしていきたい」と今後についてコメント。
【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】
トニトゥルスディ ◇12日東京4Rダ1600(ディアレストCE)
ライトクオンタム ◇12日東京5R芝1600(山元TC)
サンデーファンデー◇12日阪神4Rダ1800(吉澤ステーブルWEST)
エンファサイズ ◇12日阪神5R芝1600(グリーンウッド)
ボーンイングランデ◇12日福島5R芝2000(グランデファーム)
ソールオリエンス ◇13日東京5R芝1800(山元TC)
トラマンダーレ ◇13日東京6R芝1600(ノーザンファーム天栄)
サンライズピース ◇13日阪神5R芝1800(山岡TC)
【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】
1 ノーザンファームしがらき 37勝(31・2%)
2 ノーザンファーム天栄 36勝(32・1%)
3 山元トレーニングセンター 20勝(19・5%)
4 チャンピオンヒルズ 17勝(19・2%)
5 吉澤ステーブルWEST 14勝(21・4%)
6 大山ヒルズ 12勝(26・3%)
7 吉澤ステーブルEAST 11勝(25・4%)
8 グリーンウッド・トレーニング 9勝(17・2%)
9 宇治田原優駿ステーブル 8勝(13・1%)
10 阿見トレーニングセンター 6勝(10・2%)
※競馬サイト「馬トク」からのデータ