【中日】育成ドラフト1位、八戸学院大・松山晋也 最速160キロまで伸ばし支配下登録つかむ

スポーツ報知
中日・八木智哉スカウト(左)と笑顔で握手をする八戸学院大・松山

 中日から育成1位指名された八戸学院大(青森)の松山晋也投手(22=八戸学院野辺地西)が11日、八戸市内の同校で指名あいさつを受けた。自信のある直球に磨きをかけ、最速を160キロまで伸ばして支配下登録をつかみ取る。

 最大の武器を生かしてアピールする。最速154キロ右腕は「日本シリーズを見ても、強いボールを投げている投手が被打率が低い。自分の良さを消さないように成長していきたい」と直球の精度向上を意識。大台の160キロについても「(フォームの)タイミングやリズムとか、うまく合えばいけるんじゃないかと思います」と言い切った。

 もちろん、プロは直球だけで生きていける世界ではない。「(球の)速さを追求しながら、他の引き出しも広げていければいい」と、フォークをはじめとした変化球の精度や制球力、スタミナなど全体的なレベルアップのため、現在も下級生に交じって全体練習をこなしている。八木智哉スカウト(39)は「球速が出るのは魅力。投げるポイントが高いので角度が出る」と評価。自慢の剛速球をプロでさらに鍛え上げ、支配下登録へ続く扉をなぎ倒す。

(有吉 広紀)

 ◆松山 晋也(まつやま・しんや)2000年6月23日、青森・七戸町生まれ。22歳。小2で野球を始める。天間舘中では軟式野球部に所属。八戸学院野辺地西から八戸学院大に進み、リーグ戦は通算13試合に登板して2勝。188センチ、92キロ。右投右打。

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×