全日本大学駅伝3位の青学大 箱根駅伝連覇へキーマン5区候補は3大駅伝未経験の4年生・脇田幸太朗

スポーツ報知
2年前の「激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根」で先輩の竹石尚人(左)と遜色ない走りを見せた脇田幸太朗

 学生3大駅伝初戦の出雲駅伝(10月10日)4位、同第2戦の全日本大学駅伝(11月6日)3位で、いずれも優勝した駒大に完敗した青学大の原晋監督(55)は10日、同最終戦の箱根駅伝(来年1月2、3日)での巻き返しへキーマンとして5区候補の脇田幸太朗(4年)を挙げた。愛知・新城東高出身の脇田はこれまで学生3大駅伝の出場はない。「脇田は4年間、コツコツと練習を積んできた。特にこの夏はよく頑張った。5区の有力候補です」と原監督は明かした。

 全日本大学駅伝で青学大は、優勝した駒大に3分59秒の大差をつけられた。「今季の駒大は本当に強い」と原監督はライバルの力をを認めた上で「箱根駅伝に向けて悲観はしていません。5区と6区には自信を持っています」と話した。その5区の有力候補が脇田だ。

 上り坂の走りを得意とする脇田は2年時も5区候補として16人の登録メンバーに入った。箱根駅伝5区前哨戦と言われる「激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根」で先輩の竹石尚人と遜色ない走りを見せた。3年時は故障が多く、登録メンバーに入らなかったが、最終学年の今季は精力的に練習を積んでいる。8月、長野・菅平高原の夏合宿恒例となっている上り坂タイムトライアル(TT)では、前回5区3位の若林宏樹(2年)、エースの近藤幸太郎(4年)に競り勝ち、トップを取った。

 箱根駅伝の10区間で最も競技時間が長く、勝負の行方を大きく左右するのが山上りの5区。前回、優勝に貢献した若林は現在、故障から復活途上。「若林もようやく調子が上がってきた。レベルの高い5区争いがチーム力のアップにつながる」と原監督は話す。

 指揮官は、脇田のほかにも学生3大駅伝未経験の4年生に期待を寄せる。「西久保遼、関口雄大も3大駅伝を走ったことがありません、最後の箱根駅伝で大活躍する可能性がありますよ。4年生は13人全員が16人の登録メンバーに入る力を持っている。それが今季の青学大の強さです。大学スポーツはやはり4年生が主役なんです」と原監督は言葉に力を込めて話す。箱根駅伝連覇に向けて、青学大は戦う準備を着実に進めている。

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