【大学野球】慶大で先発した元広島・前田智徳氏の次男・晃宏は5回2失点「泥臭いピッチングができた」

スポーツ報知
慶大先発の前田晃宏(カメラ・佐々木 清勝)

◆東京六大学 新人戦第4日 最下位決定戦 ▽早大3―1慶大(10日・神宮)

 慶大は早大に3―1で敗戦した。先発した前田晃宏投手(1年=慶応)は元広島で通算2119安打をマークした前田智徳氏の次男。5回5安打2失点(自責1)と粘投したが、打線が奮わずリーグ戦から早慶戦3連敗を喫した。

 初回は3者凡退に抑えたが、1点リードの2回に2点を奪われ逆転を許した。「球が全然いかなかった」と変化球中心に低めに投げきるよう意識を切り替え、3回以降は無失点に抑えた。新人戦だが、早慶戦ということもあり「思うようなピッチングができなくても先発としてチームを作って勝ちにつなげたいと思っていた」と5回まで投げて試合を作り「すぐに切り替えて、泥臭いピッチングができてよかった」と納得の表情を見せた。

 今秋はリーグ戦デビューを果たし、早慶戦でも登板。今季はサポートに回ることが多かったが「来季はしっかりしっかりプレーで勝ちにいけるように。チームに貢献できるようにしたい」と力を込めた。

 DeNAからドラフト5位指名を受けた橋本達弥投手(4年=長田)と増居翔太投手(4年=彦根東)から「(同じ1年生の)外丸と一緒に頑張れよ」と声をかけてもらったという。投手陣の中心メンバーになるために、来季へ向けて「まずはストレートの球速と力を上げたい。145キロを出せるように」と目標を掲げた。

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