【仙ペン】無邪気じゃいられない

スポーツ報知

 強豪国も楽じゃない。例えばサッカーのブラジル代表。自国開催の2014年W杯準決勝でドイツに歴史的な大敗を喫した。

 この屈辱に怒り心頭だったのは地元メディア。ありとあらゆる罵詈(ばり)雑言で母国の代表をバッシングした。あるスポーツ紙の1面は真っ白。「憤り、痛み、いら立ち、幻滅などの感情をここに記してください」との趣旨だという。これはオシャレだな。

 カタールW杯のドイツ代表も日本に負けたらキツいだろうな。いや、日本だって人ごとじゃない。森保監督…じゃなくて栗山監督です。サッカーとは違ってWBCは1次、2次ラウンドはもちろん、4強に入ってアメリカまで行くのは当然視されている。

 果たしてどうなんだろうか。中国とチェコには勝つとして…って、その考えが甘い。チェコ野球をなめんなよ。良く知らんけど。

 ただオーストラリアはマジで難敵だ。メジャー経験者だっているし、何と言ってもトラウマがある。栗山さんも言ってたけど「アテネの悲劇」です。

 2004年の五輪。長嶋ジャパン(代打指揮官キヨシさん)は予選リーグ、準決勝とオーストラリアに連敗してしまった。予選では9失点、準決勝では完封負けだから、マグレでも何でもない。そう言えば、あの時のオーストラリアには中日のディンゴと阪神のウィリアムスがいたよね。

 そんなわけで「アテネの借り」は返せたのでしょうか。初回に嫌な感じで先取点を献上してしまったときは「鬼門」なんて言葉が頭をよぎったけど。

 それにしても一気に老け込んだような気がする。栗山監督です。試合後のインタビューでも病み上がりの人みたいだった。「翔平には二刀流どころか遊撃もやらせたい。昔のAロッドを超えるよ」なんて無邪気に大風呂敷を広げていた人はもういない。日の丸って重いな。

 代表監督は過酷だ。長嶋さんや王さんでさえ体調を崩してしまった。そう考えると、あの人は例外中の例外なのか。2009年のWBC。原監督は「お前さんたちは強い侍になった」と終始ハイテンションのまま頂点に立った。ホントのバケモノですね。

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