◆第47回社会人野球日本選手権大会 ▽決勝 トヨタ自動車8―1NTT東日本(9日・京セラD)
トヨタ自動車(愛知)がNTT東日本(東京)を破り、4大会ぶり6度目の優勝を飾った。広島のドラフト6位・長谷部銀次投手は登板がなかったが、今大会は2試合で計1回を投げ、日本一に貢献した。「ここで優勝するためにやってきたので、社会人野球に思い残すことはない。チームが苦しいときに勢いを与える役割だったので、役割は十分にできた」と胸を張った。
母方の8代先祖に解剖書「解体新書」を訳した蘭学(らんがく)者・杉田玄白を持つ左腕は「トヨタ自動車に恩返しすることはできた。次は広島カープさんでリーグ優勝して、日本一に貢献できる投手になれるように」と、プロでの目標を掲げた。