【楽天】田中将大、昨季年俸9億から3億円以上の減額で残留…球団史上最大

スポーツ報知
楽天残留が決まった田中将大

 楽天・田中将大投手(34)が海外FA権を行使せずに残留することが9日、決まった。今季で2年契約が終わった右腕は球団を通じ「FAの権利を行使せずに来季もイーグルスに残留することを決めました」と発表した。

 この日までに行われた交渉では、減額制限(1億円超えは40%)に迫る提示を受けており、今季年俸9億円から球団史上最大の約3億円超の減額とみられる。他球団への移籍を含めない減額は、過去に16年の巨人・杉内(5億円→5000万円)、13年の巨人・小笠原(4億3000万円→7000万円)などがあったが、マー君にとっても衝撃の残留劇となった。

 今季は開幕ローテに入り25登板で9勝12敗、防御率3・31と不本意な成績に終わった。楽天復帰後は通算13勝21敗と貯金はつくれていないものの、石井GM兼監督は「今年出してくれたパフォーマンスは本当に心強い」と評価。両シーズンともに規定投球回をクリアしたゲームメイク力は数字が示す通りで、指揮官は「来季もそこ(ローテ)をしっかりと担ってくれる選手が残ってくれることは心強いですし、チームにとっても安定することにつながるのかな」と来季もローテの一角としての働きに期待を寄せた。

 「来シーズンこそはリーグ優勝・日本一というところに辿(たど)り着けるように全身全霊を懸けていきたい」と強い覚悟を残した背番号18。あと10勝に迫る日米通算200勝も懸かる23年シーズンはどんな姿を見せてくれるのか。

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