内野聖陽&瀬戸康史で「笑の大学」25年ぶり復活…三谷幸喜氏傑作二人芝居

スポーツ報知
内野聖陽(右)、瀬戸康史を迎え、25年ぶりに復活する三谷幸喜氏作・演出の二人芝居「笑の大学」

 1940年の警視庁取調室を舞台に、検閲官と座付作家の戦いを描いた脚本家・三谷幸喜氏(61)の傑作二人芝居「笑の大学」が、俳優の内野聖陽(54)、瀬戸康史(34)を迎えて25年ぶりに復活することが9日、分かった。

 「PARCO劇場開場50周年記念シリーズ」として来年2月8日に東京・PARCO劇場で開幕。新潟、長野、大阪、福岡、宮城、兵庫、沖縄の7都市を回る。

 戦争色が濃厚になった時代に、検閲官・向坂(さきさか)睦夫(内野)と劇団「笑の大学」の座付作家・椿一(瀬戸)が取調室で相対する姿を描いた作品。96年に西村雅彦(現・西村まさ彦)、近藤芳正で初演し、読売演劇大賞の最優秀作品賞を受賞。98年に再演された。2004年には三谷氏が脚本を務め、役所広司、稲垣吾郎で映画化(星護監督)もされた。

 四半世紀ぶりの復活に、三谷氏は「『笑の大学』は大好きな作品。だからこそ託したい俳優さんに出会うまで再演しないと決めていた」と説明。今回から演出も手掛けるが「内野さんの『向坂』が見たいと思った時から、プロジェクトは始まりました。瀬戸さんは、今の僕が最も頼りにしている俳優さんの一人。この二人で上演できるのは最高の喜びです。待ったかいがありました」と自信を見せた。

 三谷作品では大河ドラマ「真田丸」(徳川家康役)や舞台「おのれナポレオン」に出演した内野は「25年前の脚本家・三谷さんの素晴らしい戯曲と、25年後の演出家・三谷さんとのお仕事なんて一度に二度おいしい思いができる。素晴らしくぜい沢なことはありません」と感激。「顔の筋肉が緩んでしまう瞬間もあって、声を出して笑ってしまうところもあって、涙腺が緩んでしまう時もあって。ステキなものを、いっぱいいっぱい舞台の上に花開かせたい。気鋭の若手、瀬戸くんとのセッションも楽しみです」と話した。

 ◆鎌倉殿で時房役瀬戸康史初共演

 〇…三谷氏脚本の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主人公・北条義時(小栗旬)の異母弟・時房を好演している瀬戸は「舞台版と映画版を見た時、演じる人物によってこんなに印象が違うのだと驚きました。俳優が持つ性質が空間を支配し、ダイレクトに観客に伝わる感じ。ずっと二人の掛け合いを見ていたいと思わせる三谷さんの力…とんでもないです」。初共演の内野については「検閲官にドキドキしながら対じする作家のような気持ち(笑い)」とコメントした。

芸能

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×