中日・勝野昌慶投手が9日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、200万減の1900万円(推定)でサインした。右腕は「球団からはケガが多いが、期待はしていると言っていただいた。(左脇腹を)けがする前は、すごくいい感覚で投げられていたので、もったいないというか、悔しいシーズンだった」と振り返った。
プロ4年目の今季は開幕ローテ入りも、4月27日の阪神戦(甲子園)で左脇腹を痛め、戦線離脱。好投しながら援護がなかった試合も多く、結局、昨年4月から白星をつかめないまま今季8戦未勝利でシーズンを終えた。
現在は10月のフェニックス・リーグで負った左足のけがもあり、別メニューで練習を行っている。来春キャンプ途中での全体メニュー合流を見据え「首脳陣の方に期待してもらっていますし、今年はそれを裏切ってしまった。来年こそは勝てる投手になりたい」と意気込んだ。
今年のオフは強靱(きょうじん)な肉体を目指すため、チームメートの笠原らも取り組む「ドライブライン」へ挑戦する意向も示した。