◆関東地区大学選手権▽準決勝 上武大7―4中央学院大(9日・横浜)
上武大(関甲新学生1位)が中央学院大(千葉県大学2位)を下して、決勝進出を果たした。今大会の上位2校に与えられる明治神宮大会(18日開幕、神宮)の出場権を獲得した。
上武大は3―3と同点の5回1死三塁から2番・門叶直己右翼手(4年=瀬戸内)の左前適時打で勝ち越しに成功。6回にはスクイズと門叶の左前適時打で2点を奪うなど、得点を重ねた。投げては6投手の継投で逃げ切った。
勝負強さを発揮した。同点の5回1死三塁から、「初球から絶対に打とうと思っていた」と高めのスライダーを振り抜き、勝ち越しの左前適時打。「チームが盛り上がったのがうれしい。自分の力だけでは打てなかった。みんなの応援の力で打てたと思います」。一塁上でスタンドに向かってガッツポーズを繰り返した。
この日は6回にも左前適時打を放ち、2安打2打点で勝利に貢献。7日の初戦では日本ハム1位指名の日体大・矢沢宏太投手(4年藤嶺藤沢)から逆方向の右翼スタンドへ決勝2ランを放つなど好調をキープしている。「今まで4年間やってきたことを全部出そうという気持ちでやっているので、それがいい結果につながっていると思う」と胸を張った。
決勝は10日に創価大(東京新大学2位)と国際武道大(千葉県大学1位)の勝者と対戦する。14年以来の優勝に向け、「日本一を目指しているかぎりは負けられない。どんな相手でも全力を尽くしていきたいと思います」と意気込んだ。