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青木瞭、あざとい瞳で魅了…売り上げ1位の営業マンが俳優に転身 6年前は「何の夢もなかった」

キラキラと光る瞳で、真っすぐにカメラに視線を向ける青木瞭(カメラ・頓所 美代子)
キラキラと光る瞳で、真っすぐにカメラに視線を向ける青木瞭(カメラ・頓所 美代子)

 デビュー7年目の俳優・青木瞭(26)が、テレビ朝日系「あざとくて何が悪いの?」(日曜・後11時55分)内の連続ドラマに出演している。舞台やドラマに次々と出演を重ね、活動の幅を広げている。その印象的な瞳と笑顔は、デビュー前の「営業」で身につけた武器だった。(田中 雄己)

 「あざとくて―」内の人気ドラマに登場する青木は「実際の僕はすごく疑い深くて、あざとい女性とは相性が悪いかもしれません」と苦笑いしつつ、「でも営業の時は対面で、とにかく相手の話を肯定して、目をじっと見る。それってある意味あざといのかな」。スラスラと言葉を発した後に、スマイルをはじけさせた。

 デビュー7年目。活動の幅を広げている青木だが、6年前は「何の夢もなかった」と振り返る。高校2年から始めたコールセンターのアルバイトにのめり込み、大学時代はスーツ姿で営業のアルバイトにのめり込んだ。インターネット回線などの販売代理店に勤務し、売り上げは社内トップ。「40~50ページのマニュアルトークを自分なりの言い回しに変えて。最高にやりがいでした」

 このまま「営業マン」として一生を過ごす。そう思っていたところ、友人の誘いで受けたオーディションに合格。弱冠二十歳。「それまで無関心の世界で。何をしていいか分からなくて」。舞台やドラマに出演を重ねたが、営業時代はスラスラ出てきた言葉が、演技になると出てこない。「他人の人格を演じることはこんなに難しいのか」。高いハードルに、のめり込んだ。

 18年にミュージカル「テニスの王子様」、20年にはテレビ朝日系「仮面ライダーセイバー」に出演。俳優業が軌道に乗りつつあるが、意外な展望を口にした。「バラエティーに出たいんですよね」

 元来、人を笑わせることが大好きで、「芸人さんの技術を目の前で拝見したい」。日々一発ギャグも仕込み、オーディションで3つのあめ玉を飲み込み、指定された色のみを出す技を披露したことも。ただ目指す先は俳優業と同じで、「みなを笑顔にしたい」。「岡田准一さんのように、トークもお芝居も何でもできて、何でも笑顔にできるような人になりたい」。そう言ってほほ笑む姿に、思わずこちらも笑顔になった。

 ◆青木 瞭(あおき・りょう)1996年2月26日、神奈川県出身。26歳。2016年に「Boys Award Audition2nd」でBoys Award Audition賞を受賞し、芸能界デビュー。17年に「劇団4ドル50セント」に参加。テレビ朝日系「仮面ライダーセイバー」(20年)、日本テレビ系ドラマ「真犯人フラグ」(21年)などに出演。身長187センチ、血液型A

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