◇関東地区大学選手権▽準々決勝 創価大2―1桐蔭横浜大(8日・横浜)
ソフトバンクにドラフト6位で指名された桐蔭横浜大の吉田賢吾捕手(4年=横浜商大高)が、0―2の9回裏1死無走者から左翼席へ意地の一発を突き刺した。
公式戦15本目の本塁打で1点差に。しかし、後続の2者が倒れ、準決勝進出はならなかった。「やって来たことを全部出そうと三振を恐れず思い切って振ったが、勝負は勝たなければ…。勝って終われなかったことが、キャプテンとして申し訳なく思います」。吉田は目を涙で潤ませながら思いを述べた。
チームを勝利に導くことはできなかったが、この日は3番・指名打者で4打数2安打と存在感を示した。プロというステージでの目標は「3割、30本」。スタンドで見守ったソフトバンク・松本スカウトは「コンタクト能力が高いうえに、飛ばす力もある。プロでも十分勝負になると思うし、レギュラーを取るつもりで頑張ってほしい」と期待を隠さなかった。