京都府福知山市の「福知山城天守閣」で8日に指されている将棋・第35期竜王戦七番勝負第4局1日目は午後3時、藤井聡太竜王=王位、叡王、王将、棋聖=と挑戦者・広瀬章人八段に午後のおやつが控室に配膳された。
両雄ともに丹波地方を代表する秋の味覚・栗でほっこりと一息付く。公募で選ばれた12種類の「勝負おやつ」から藤井がチョイスしたのは「モンブラン 丹波富士」。地元カフェが自社農園の福知山産丹波栗だけを使用して提供するモンブランで、金箔がかかったぜいたく品。飲みものはアイスティーだった。
一方、広瀬は「王様のどら焼き 丹波の大粒栗」。丹波大納言小豆あんと、大粒の丹波栗が丸ごと1粒入ってある。飲み物は「バナナミルク 福知山の蜂蜜(はちみつ)入り」で、丹波牛乳で作ったバナナジュースだ。
対局は先手・藤井が昼食休憩を挟んだ57手目に57分を使い、広瀬が60手目に58分長考した。