19歳で事故死のYOSHIさん 生前最後に会ったバンドメンバーが悲しみ吐露「現実を受け入れられずにいます」

スポーツ報知
YOSHIさん

 8日放送の日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜・前8時)では、5日に交通事故のため19歳で死去した、歌手で俳優のYOSHI(本名・佐々木嘉純=ささき・よしずみ)さんを追悼。番組のオーディション企画でYOSHIさんとバンドを組んでいたドラムの村上恭平がコメントを寄せた。

 YOSHIさんは5日午前0時5分ごろ、川崎市多摩区の交差点を大型バイクで直進中に右折してきたトラックと衝突。病院に搬送されたが、午前2時過ぎに亡くなった。YOSHIさんは香港出身の父と日本人の母を持ち、2019年にメジャーデビュー。今月1日、X JAPANのYOSHIKIがプロデューサーを務める「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」でボーカルとして合格が発表されたばかりだった。

 オーディションの様子が放送されていた「スッキリ」の火曜日コーナー「WEニュース」ではこの日、バンドの4人がLAで武者修行を行う様子を放送。YOSHIさんの最後の歌声として、初めて4人で作ったオリジナル曲をYOSHIKIの前で歌う映像も流れた。またYOSHIさんがインタビューでYOSHIKIへの感謝を口にし、「ここからは実力で返していけたらといいなって思います」などと語る姿も放送された。

 そして、YOSHIさんと最後に会った人物として、村上からのコメントをウエンツ瑛士が代読。「はちゃめちゃな部分も多かったですが、YOSHIほど人を引きつける魅力を持っている人間は、他にいないと思います。YOSHIの歌声はもちろん、人間としての素晴らしさを世界に届けられなかったことが、残念でなりません」

 「LAでの経験を踏まえて、バンドとしてこれからどうしていきたいか、どこを目標に進んでいくかなど、まじめな話はもちろん、YOSHIが『俺、絶対来年アメ車買う』なんて話をしていた矢先、今回の事故が起こってしまいました。過ぎてしまったことは仕方のないことかもしれませんが、まだ現実を受け入れられずにいます」

 「でもだからこそ、YOSHIがめざし、描いた世界を僕たちが繋いでいかなければならないと思っています。立ち止まっている時間はありません。必ずYOSHIを彼が見たかった景色に連れて行きます。最後にYOSHIと過ごした時間は僕にとって一生の宝物です。僕と出会ってくれて、本当にありがとう 村上恭平」

 司会の加藤浩次は「ロスに行って、オリジナル曲作るまでになってたんだな」と成長に驚き、「デビュー間近というとこまで行ってた。つらいね」と吐露。コメンテーターのヒロミも「本当もったいないよね。本当に残念」「大人になって、アーティストにもなってるって感じだったから、もったいないなぁ本当に」と悼んでいた。

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