藤井聡太竜王、福知山城での初の天守閣対局へ「歴史に残る対局に」 竜王戦第4局で名勝負誓う

スポーツ報知
竜王戦七番勝負第4局の対局場になる福知山城天守閣を背に、小中学生と記念写真に納まる藤井聡太竜王(パネル右)と挑戦者・広瀬章人八段(同左)(カメラ・筒井政也)

 将棋の藤井聡太竜王=王位、叡王、王将、棋聖=に広瀬章人八段が挑んでいる第35期竜王戦七番勝負第4局が8、9日の両日、京都府福知山市の「福知山城天守閣」で指される。

 両者は7日に福知山入りし、天守閣内の対局場を入念に検分した。

 シリーズは藤井が棋聖戦、王位戦に続いて3タイトル連続で開幕戦黒星を喫したが、広瀬の研究手に苦しめられながらも第2、3局は連勝し、本局で連覇への王手を目指す。

 藤井は初めての福知山訪問で、天守閣内での対局も初体験。丹波国を平定した明智光秀が築いた城で、藤井は「歴史のある場所で対局をさせてもらえて光栄。対局も歴史に残るようなものにできれば」と意欲を示した。

 一方、2018年の竜王戦で福知山を訪れて勝ち、奪取に結び付けた広瀬は「誰もが知っている戦国武将。この舞台に恥じないような将棋を指せれば」と、羽生善治竜王との七番勝負で4年前に決めたタイスコア再現に気合を込めた。

 福知山城をバックにして地元の子ども棋士20人と記念写真に納まった。子どもから「小学生の頃の遊びは?」と聞かれた藤井は「将棋以外にも友達と外で遊んだりもしました」。広瀬は「将棋と同じくらい遊んだのがTVゲーム。スーパーファミコンが流行していて。そのうち、今のSwitchのように持ち運べるゲームにも手を出して没頭していました」と優しく語りかけた。

 「好きな囲いは?」の問いには広瀬が「穴熊かな。昔得意だった戦法。王様が堅い。思い入れがあって、最近は指していないけど、好きな囲いです」と明かしたが、藤井は「好きな囲いはあまりなくて。相手がどこから攻めてくるか考えて囲うので」と回答。第4局へ早くも心理戦が展開された。

 検分後、市内で行われた前夜祭で藤井は「初めて乗る路線(JR福知山線)で、来るのが楽しかった」と鉄道好きの顔をのぞかせて、会場を沸かせた。勝負メシ、おやつについては広瀬が「なかなか決まられませんでしたが、決めました。ご注目ください」と話し、藤井は「対局前から思わず長考してしまいました」とジョークで笑わせた。

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