東洋大8位で全日本大学駅伝シード権奪回 酒井俊幸監督が収穫と課題を語る

スポーツ報知
8位でゴールをする8区の東洋大・柏優吾(カメラ・義村 治子)

◆学生3大駅伝第2戦 ▽全日本大学駅伝(6日、名古屋市熱田神宮西門前スタート、三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)

 王者の駒大が5時間6分47秒の大会新記録で圧勝した。全日本大学駅伝で3連覇&最多15勝目。学生3大駅伝今季初戦の出雲駅伝(10月10日)に続いて完勝した駒大は3大駅伝最多の26勝目(箱根駅伝7勝、全日本大学駅伝15勝、出雲駅伝4勝)。大学駅伝界の王者は箱根駅伝(来年1月2、3日)でチーム初の3冠を目指す。

 3分21秒差の5時間10分8秒で2位は駒大出身の前田康弘監督が率いる国学院大。出雲駅伝に続いて師弟コンビのワンツーフィニッシュとなった。

 前回10位に終わり、14年ぶりにシード権(8位以内)を逃した東洋大は5時間13分10秒で8位。1年でシード権を奪回した。8月の北海道マラソンで日本人トップの2位となり、2024年パリ五輪マラソン代表選考会(MGC)の出場権を獲得した柏優吾(4年)がアンカーを務め、8位で伊勢神宮にゴール。酒井俊幸監督は選手をねぎらった後、冷静にレースを総括した。「手堅くタスキをつなぐことができました。ただ、その一方でタイムを大きく稼げる選手がいません」と収穫と課題の両方を挙げた。

 東洋大は1区で奥山輝(3年)が14位でスタート。2区の石田洸介(2年)は区間9位でチーム順位も9位まで引き上げることが精いっぱいだった。「石田は順位を上げてくれたが、レースを立て直す力まではなかった」と指揮官は評した。3区以降も区間5位~10位。大崩れはしないが、大快走もなかった。

 今季、東洋大は全日本大学駅伝と箱根駅伝の優勝をチーム目標に掲げていたが、酒井監督は「現状を考えると、箱根駅伝の目標は3位ですね」と冷静に明かした。

 エースの松山和希(3年)は8月末に故障したため、出雲駅伝、全日本大学駅伝ともに登録メンバーからも外れた。「現在、ジョッグを始めています。箱根駅伝ではやはり2区を任せたい」と酒井監督は期待を込めて話した。駒大、国学院大、青学大など上位校に追いつくための東洋大のキーマンは、やはり「2区職人」の松山以外にいない。

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