◆フィギュアスケート 東日本選手権 最終日(6日、ALSOKぐんまアイスアリーナ)
女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の中井亜美(MFアカデミー)が122・27点、合計185・86点で優勝した。
冒頭にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功し、GOE(出来栄え点)は1・60点を引き出した。後半のジャンプで転倒するミスがあったものの、ルッツ―トウループの連続3回転を決めるなど演技をまとめた。
試合後の取材では、「日本の大会で初めてトリプルアクセルを降りれたのでうれしかった」と歓喜。以前まではトリプルアクセルの成功率が練習でも1週間に1本程度だったというが、10月のジュニアGPシリーズ・ポーランド大会での成功から自信を深めたという。目指すスケーターは浅田真央さんで「トリプルアクセルにすごい惹かれて、表現力もすごくて素晴らしい選手なので、憧れています」と目を輝かせた。
この先は、11月末の全日本ジュニア(茨城)、12月のジュニアグランプリファイナル(トリノ)と重要な大会が続き「全日本ジュニアでは表彰台に乗ることが目標。ジュニアGPファイナルは目標にしていた舞台なので、たくさん練習して、自分らしく頑張れたら」と意気込んだ。
2位はSP3位の奥野友莉菜(駒場学園高)で合計173・66点、3位はSP4位の高木謠(MFアカデミー)で合計168・71点。SP首位の千葉百音(東北高)は合計167・43点で4位だった。