◆侍ジャパンシリーズ2022 日本―巨人(6日、東京ドーム)
巨人の先発・井上温大投手が日本代表打線を完璧に封じ込めた。3回1安打無失点4奪三振。最速150キロの直球で押し込んだ。
初回2死から牧に右翼線に落とされたが、動揺することはなかった。続く村上を146キロ直球で遊飛に抑えると、2回は1死から西川、佐藤輝と連続三振。変化球のキレも良かった。
井上は前橋商から2019年ドラフト4位で入団。3年目の今季は9月23日・中日戦でプロ初勝利を記録するなど、7試合に登板して1勝1敗、防御率6・00。若手有望株が圧巻の“侍斬り”でアピールした。
降板後に「自分の持ち味のストレートをしっかりとゾーンに投げることができました。すごい打者が並びましたが、逃げずに向かっていく気持ちを出して勝負できたと思います。左打者のアウトコースの入り球が抜けてしまい打者有利にしてしまったので、球数を少なくするために初球の精度を高めていきたいです。今日の登板は楽しかったですし、すごい自信になりました」とコメントを残した。