【大学野球】京都外大20年ぶり1部昇格ならず 2番手右腕・西村凜太郎の好投が光明

スポーツ報知
京都外大の2番手・西村は3イニングを投げて2安打無失点の好投

◆京滋大学野球秋季リーグ1、2部入れ替え戦第2日 ▽滋賀大7―2京都外大(6日・太陽が丘)

 2002年春以来20年ぶりとなる1部昇格を目指した2部1位の京都外大だったが、1部6位の滋賀大に連敗し、悲願達成は来春に持ち越された。初回に守備の乱れから2点を先制された京都外大はその裏、4番・億田雅治(3年・雲雀丘学園)の右前適時打で1点差に迫った。しかし、2回以降、滋賀大にリードを広げられて勝利に届かなかった。

 08年秋以来という2部優勝。選手全員が初めて味わう入れ替え戦独特の雰囲気に、リズムが狂った。「リーグ戦では守りの野球で優勝したのに、出だしで守りのミスが出て、波に乗れませんでした」と本間峰行監督(58)が敗因を振り返った。

 現在部員18人。この日も一塁手で先発出場した西村凜太郎(2年=大阪偕星)が7回からリリーフしたものの、指名打者を解除して先発投手だった大屋温志(2年=渋谷)が一塁の守備についた。今年の1年生部員はおらず、この一戦を最後に主将の品川健太郎(4年=浪速)が引退する。

 それでも、2番手の西村が力強いストレートを武器に3回2安打無失点の好投。1番の藤田和弥(3年=天理)が2安打を放つなど、随所に来季への光も見えた。「夏以降の練習、選手たちはよく頑張ってくれました。1部との差、自分たちに何が足りないか、わかったと思います。(入れ替え戦が)いい経験になったと思います」と本間監督は今後に期待を寄せた。

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