◆京滋大学野球秋季リーグ1、2部入れ替え戦第2日 ▽滋賀大7―2京都外大(6日・太陽が丘)
1部6位の滋賀大が2部1位の京都外大に快勝し、1部残留を決めた。初回に5番・中原亮太(2年=水口)のタイムリーなどで2点を先制。その裏1点を奪われたものの、2回には4番・小倉和士(2年=上宮太子)が右越え3ランを放ってリードを広げた。守っては先発右腕の川合卓音(1年=山城)が8回1失点の好投を見せ、連勝で残留を決めた。
春は4勝(勝ち点1)を挙げ、入れ替え戦を回避したが、4年生の大半が抜けた秋は10戦全敗で入れ替え戦に回った。「秋に関しては、僕がシーズンでもっと打っていれば、と思います」。3年春にベストナインを獲得するなど“頼れる3番”の岡田一平(4年=高田商)が秋は打率1割台に低迷。チームの歯車が狂った。
それでも、岡田の含め3人残った4年生が入れ替え戦ではチームを鼓舞した。「何が起こるかわからないのが入れ替え戦なので、ゲームの入りの準備はしっかりしました」と岡田。好守で1年生の先発・川合を盛り立てると、打っては第3打席で四球を選び6点目につなげ、6回の第4打席で右中間へ適時二塁打を放って貢献した。
大学ラストゲームで1部残留という最低限の役目を果たし、「ホッとしてます」と笑顔を見せた岡田。さらに後輩たちには、「『たかが、学生野球』ですが、そこでどう向き合えるか、どう本気になれるか、が大事になってくると思います」とエールを送った。